バトル漫画の世界とは知らない一般市民 何も知らないまま生きていく
カイドウ
第1話
それは突然だった
いつものように立ち合いをして腹に拳がめり込みめり込ませ足が腹に深くめり込み拳を受け流し蹴りを受け流している時に突然立ちくらみがし心臓が締め付けられた。冷や汗が止まらず目の焦点も合わず自分でも何が起きているかわからないまま膝から崩れ落ちた
相手をしていた僕の弟子は僕の様子がおかしいことに呆然としていた
立ち合いを見ていた僕の弟子たちが近づいて来て何かを叫んでいるが何をいっているのかがわからない。ギュウギュウと心臓が締め付けられ痛みが全身を駆け回っていく
「し…………!師匠………!聞こ………」
弟子の一人が何かを言いながら涙と鼻水を垂らしながら泣いている
他の弟子たちは心臓マッサージをしたりスマホで誰かと電話をしている
「………今………救急………呼ん………」
弟子の一人が俺の湿った手を握りながら語りかけてくる
弟子の一人が僕の相手をしていた弟子を胸ぐらを掴み叫んでいる
僕の相手をしていた弟子は顔を真っ青にしながら泣き叫んでいる
大丈夫 お前は悪くないと言いたいが声を出す余裕がない
心臓はさらに締め付けられ呼吸をするのが難しくなり視界が真っ暗になりかけていく
僕は…………死ぬのか
死を実感した瞬間言葉では言い表せない不安や恐怖に襲われた
まさかこんなにも早く死ぬ時が来るとは思わなかった。もっと遅く、それこそ八十歳ぐらいで将来できるであろう妻と家族に見守られながら死ぬだろうと楽観的に考えていたがまさか、まさか今日とは…
この年で死ぬのだったら両親に見守られながら死にたかった
だが、弟子に見守られながら死ぬのもいいな
体が浮いている感覚になり不安や恐怖が薄れていき次第に安心感に包まれるようになった
そうしてゆっくりと目を閉じ意識が離れていくのを感じながら僕は死んだ
————
面白いな もっと読みたいなという方は星と高評価よろしくお願いします!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます