第20話 初心者の洗礼はまだまだ続きます。
GTOの処遇を決めている間に新たな脅威がプレイヤー名もなき
ワールドオーダーには惑星荒らし以外にも初心者狩りはまだまだいる。
プレイヤー、名もなき
アイテム奪取に関してはプレイヤーがログアウトしても奪われる可能性があるので対策を立てなければいけない。
その為、朝起きたらアイテムが何もないという状態になっているのは、良くあることであり、洗礼の1つである。
「ケケケケケケ!」
今、盗みを働こうとしている者は、上流惑星9位のプレイヤーであり盗み屋を束ねている。
「ケケケケケ、初心者さんが世界最強防具を手に入れてるなんてね」
汚い笑い声を出して、ズラの髪が今にもずり落ちそうになりながらステップを刻みながら、名もなき
「ケケケケケ、世界最強防具を盗めば、資産がたっぷりと手に入るし、さらに世界ランキングが上がるぜ!」
男はテンション高くステップを踏んでいると、お腹の肉がブヨンブヨンと弾んでいた。
「ケケケケケ、さあて、早速ゲットするぞ!」
男は画面に表情されている名もなき者のアイテム欄にあるピンク色のフルボディスーツにタップする。
『ピンク色のフルボディスーツのアイテム奪取をしますか?』と表示されて「はい、いいえ」と選択肢が出てきた。
アイテム奪取は失敗すればその盗もうとしたプレイヤーとフレンド登録出来なくなる程度のデメリットしかない。
よって、盗み屋は初心者の金やアイテムがある程度潤ったタイミングで全部奪って行くのが盗み屋である。
「勿論、はい」
男は、はいを迷うことなく押す。
「!?」
はいを押した瞬間に『エマージェンシー!』と表示されて目の前に2mの黒い影の形をした筋肉男が突然現れた。
『
「!?」
甲高い渋い声が響き渡り男が動けなくなる。
『
「ふげえ!?」
男は、DON!と大きな音をたて、天井を貫通!空高く飛ばされて宇宙に放り出されて行った。
「あああああああああああ」
男は叫び声を上げながら物凄い勢いで宇宙の彼方に飛ばされて9位のプレイヤーはキランと輝き、星になった。
『
黒い影は決めポーズにマッスルポーズを決める。
『
その後、黒い影の筋肉男から全身から大きな光を放ち、上流の9位の惑星が大爆発をおこした。
上流は9位の惑星の石の残骸だらけになっていた。
ピンク色のフルボディスーツは爆発に巻き込まれても無傷の状態で宇宙内にあった。
ピンク色のフルボディスーツは意思を持っているような動きで、名もなき
その後、世界チャットには『9位のプレイヤーID◯◯が宇宙の彼方に飛ばされた為、EXILE(追放)されました』と表示がされた。
さらに世界チャットに上流惑星が消滅+1万人のプレイヤーID◯◯がLOSTしましたと1万行に渡り埋め尽くされて行った。
全てのプレイヤーは世界チャットを見て
「何事だ!?」
「なんだ!?」
「ほ!?」
世界チャットには慌ただしい様子で書き込まれていた。
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