弟は俺が嫌いだそうです。
それから俺は、更に身体の回復の為の栄養バッチリの食事を三食とさらに更に!栄養満点そうな、おやつも食べよく寝てよく身体を軽いストレッチも毎晩お風呂にも入りそして、身体を労わるように夜寝る前にはマッサージまでされ健康的で素晴らしい生活を送っていた。
そして数日前、俺専属執事さんとメイドさんが付く事をオリヴァーさんに知らされた。
翌朝…俺の目の前には、2人の男女とオリヴァーさんが立っていた。
俺、専属執事さんのはオリヴァーさんの息子さんで人族のアティカスくんだ!
年齢は、14歳。今まで、執事見習いをしていたとオリヴァーさんが教えてくれた。
アティカスくんは、オリヴァーさんにそっくりな茶色の肩ほどの長さの髪をサイドで1つに縛り纏めた髪型で、目はお母さん似なのだろう綺麗な金眼でオリヴァーさんは、つり目のキリッとしたイケおじという感じだがアティカスくんは、タレ目の好青年っぽく爽やかでかっこいい感じだ。身長は、165cm位で…
(あれ?俺の今の身長が、栄養も足りなくて105cmくらいだから…え…60cm差じゃない?…うん!考えない事にしよう!!仕方がないことだからな!うんうん!
大丈夫!大丈夫!!俺だってその内一気に伸びるからな…)
そしてもう1人の専属メイドさんのマリーさんだ。
マリーさんは、なんと兎の獣人さんでした…
マリーさんは、アティカスくんの1つ上の15歳でミルクティー色をしたロング髪を後ろでふわっとした三つ編みにし耳も同じ色をしていて淡いピンク色の目をしていた。片耳に、真っ赤な丸いピアスを着けている
身長は、アティカスくんより少し低い158cm位だろう…くりっと大きくつぶらな瞳をしたとても可愛らしい獣人さんだ…頭にある大きくピンッと上へ伸びた耳は、時たまに左右へくるくると動いている。
(わぁー!!!獣人さんだ!すごくもふもふの耳だ!可愛らしい人だな〜だがやはり俺より、身長が高い…)
アティカスくんは片手を胸に添えそしてマリーさんは、両手を前で重ねて俺に、綺麗なお辞儀をし顔を上げ俺を見つめ挨拶をしてきた。
「はじめましてルーク様…本日よりルーク様専属執事をさせていただきます。アティカスと申します。」
「はじめまして、ルーク様。私は、マリー。本日よりルーク様の専属メイドをさせてもらいます!」
「うん!よろしくね!アティカスくん、マリーさん!」
にこりっと微笑み俺は、2人を見た。
2人は一瞬だけ目を見開き驚いた様な顔をしたがすぐに2人共優しい微笑みを返してくれた。
それから1週間後…
俺は、もう日課になりつつあるストレッチをする為、本邸の廊下をアティカスくんとマリーさんを連れ歩いていた。
いや〜今日もいい天気だ!ストレッチ日和だな!
そんなゆるっとした事を考えていると突然今歩いてきた後ろの方で、少し幼い様な声が聞こえた気がした。
「おい!!」
歩みを止めその場に立ち止まったが、すぐ俺になど話し掛ける奴はいないし関係ないか…と気にせずまた歩き出そうとすると…
「おいって!言ってるだろ!僕を無視するな!」
「え…!」
先程より大きな声がし驚いた俺は、声がした後ろへゆっくりと振り返るとそこに居たのは、1人の執事とメイド数人を連れた公爵様と同じ銀髪と綺麗な翡翠色をした目の少年だった。
そして、その少年は俺の目の前まで近づいてくると…
「ふん…!《化け物》のくせに、お父様の息子であるぼくを無視するなんて…何様だお前!これだから《化け物》は!」
「………」
え?誰ですか?この子…めっちゃ睨んでくるんですけど…少年は、ビシッと俺を指さし見下した様な態度で話しかけてきた。
少年は、110〜115cmくらいの身長で長い銀髪を後ろに1つに纏めていて、今は何故か苛立っている為か少し目が、つり目になっているが綺麗な翡翠色をした綺麗な顔立ちをした少年だった。とても高級そうな衣服を身に着けている…
(あれ?…驚きのあまり聞き流しそうになったけど、この子今…お父様って言ってたよな?それってもしかして…)
「えっと……」
「ルーク様、公爵様のご子息様のサイラス様で御座います。そして、ルーク様の弟君で御座います。」
アティカスくんが、俺に少し近づき教えてくれた。
(やっぱりだー!!!公爵様の息子で…そして母違いの弟のサイラスくんでした…確か今五〜六歳だったよな?え?俺の身長…五歳にも負けるのか…泣く)
「ぼくは、《化け物》のお前が兄など絶対に認めないからな!このルーゼント公爵家にお前のような《化け物》相応しくないんだ!お父様は、お優しいからここに置いてくれているが変な勘違いするなよ!《化け物》め!」
「………」
サイラスが、色々と俺に喚き散らかしている後ろでは、執事は冷たく蔑んだ目で俺を睨み、メイド達も俺を見下したようにくすくすと笑っていた。
うわぁー感じ悪いな…こいつら…なんてこれ迄も言われ続けた事だし、まだ優しい方だな〜と特に怒りも悲しみもなく平然としサイラスの方を見ながら思っているとアティカスくんとマリーが、俺を守る様にサイラスと俺の前に出た。
「え…」
「サイラス様!その様な事をお言いになるのは、おやめ下さいませ。」
「ルーク様は、《化け物》では御座いませんわ!」
「なッ!?!」
「アティカスくん…マリーさん…」
俺には、2人の後ろ姿しか見えず2人の顔はよく見えなかったが、俺を守る様に立つ2人の背中からは強く優しい想いをひしひしと感じていた。
マジか…泣きそう…36歳おっさんだけど泣きそう…
「執事とメイドが、このぼくに命令するつもりか!《化け物》を《化け物》と呼んで何が悪い!お前たちなんてぼくが、お父様やお母様に言えばすぐクビにできるんだぞ!ふん!覚えていろ…そんな《化け物》を庇った事を後悔させてやる!!!」
サイラスは顔を真っ赤にさせ、そう大きな声で告げると踵を返して執事とメイド達を連れ去っていった。
「ルーク様、ご気分を悪くしたり辛くなったりしていませんか?大丈夫ですか?私が着いていながら、ルーク様をすぐお守りできないなんてメイド失格です〜!」
「すぐにお助けできず申し訳ございません。次からは、何か言われる前にお守り致しますのでご安心くださいませ。」
アティカスくんとマリーさんは、サイラス達が見えなくなった瞬間、俺の方へ振り向くとマリーさんはうさ耳をぺたりと下げ、両手をあわあわとさせながら眉を八の字にし心配そうに俺を見つめ、アティカスくんは、膝を床に付き俺に目線を合わせながらマリーさんと同じ様に眉を八の字にし申し訳なさそうにしていた。
そんな2人の姿を見た俺は、一瞬きょとんっとし次の瞬間には自然と笑ってしまっていた。
「いや…えっと…あは…あははッ!!!!」
「「ルーク様!?!」」
「あはは…っ…ごめ…ごめんなさい!だって嬉しくて…今迄、誰にこんな風に守ってもらったり心配された事なくて…本当に嬉しくて…」
本当に嬉しかったんだ。俺は、【この子】は今迄ずっと嫌われ疎まれ忌み嫌われていたが、これからは心から心配して守ってくれる頼もしい2人が傍に居てくれることがわかったそれが本当に嬉しかった。
ただ…どうやら俺は、弟に凄く嫌われているらしい。
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