第一章 人物紹介

◆人間◆


【倉敷 晴明】

職業:魔術師

好きなもの:駅そば。チャーハン。

嫌いなもの:師匠。食事の邪魔をする奴。

魔法: 盧芸TomorrowSpeech

陰陽術協会を束ねる土御門家の分家の生まれ。土御門本家の土御門冬華とは幼い頃から関わりがあり、彼女のことを妹分と思っている。

歴史に名を残すほどの類稀なる魔術の才覚を有しているが、趣味のグルメ旅に熱中し、その才覚を十二分に無駄遣いしている。魔術師らしくない魔術師。

魔術はほとんど独学。一応、「師匠」と呼ぶ存在はいるが、師事を受けたことは稀にしか無い。高校生3年の頃「師匠」に拉致られるように連れ回され、世界各国の魔術を学習した。



【土御門 冬華】

職業:陰陽師

好きなもの:ハイカラな物。ファストフード。は、はるあ……やっぱり無しで!

嫌いなもの:祖母宅に行くと出るゼリーみたいなお菓子。京都の夏。

魔法:??????

土御門家の生まれ。晴明とは幼い頃から面識があり、晴明の家を訪れては遊んでいた。土御門家には無い食べ物(ピザなど)やゲームが晴明の家にはあり、憧れの対象であった。

熱心に努力し、スマホの操作を習得。励んだ理由としては、晴明とやり取りをする為である。

怒ると怖いが、冬華の興味を示す物を渡せば意外とチョロい。



【 師匠 】

謎多き存在。現時点では性別も年齢も不明。

晴明の印象:面倒ごとを運ぶ面倒の塊

冬華の印象:神出鬼没な厄災トラブルメーカー

セイルの印象:お気に入りの家具のかたき、不倶戴天の敵。





◆悪魔◆


【セイル】

序列:70番

階級:君主

特技:瞬間移動。盗み。

好きなもの:電化製品。少年漫画。

嫌いなもの:汚物。退屈。ストーカー。

ソロモン王に仕えた72柱の1柱。

街一つ壊滅する力を有しているが、昨今はもっぱら晴明の家でぐうたらしている。

始めは晴明のヘンテコな願いに頭を痛めていたが、十分毒されてしまった。

余談ではあるが、あるじである晴明の女っ気の無さを、少し心配してる。



【シトリー】

序列:12番

階級:君主

特技:欲望を操る。なんぱ。

好きなもの:美男美女。セイル。

嫌いなもの:心がブザイクな人間。晴明。

ソロモン王に仕えた72柱の1柱。

街一つ陥れる力を有しているが、現在は世界各国の美男美女とのワンナイトを楽しんでいる。

セイルはドンピシャで好きだが、セイルに悪影響を及ぼしている晴明は反吐しか出ない。

しかし、晴明の性欲よりも食欲が強いことには、ドン引きと同情はしている。



【バルバトス】

序列:8番

階級:公爵

特技:狩り。仲介役

好きなもの:狩り。闘争。森。

嫌いなもの:負け戦。掟を遵守しない者。無礼者。

ソロモン王に仕えた72柱の1柱。

セイル、シトリーよりも階級は下だが、4人の王と30の軍団を従える強力な悪魔。

大勢の部下を持つおかげか、和解や仲裁が上手い。セイルいわく、悪魔の中で一番の常識人。

森での狩りの際はマントと帽子を好んで着用し、その強さから男性と勘違いされ、ロビンフットのモデルともなった。

バルバトスからすると、晴明にはもっと君主らしくして堂々として欲しいと思っている。

ちなみに、漫画【からくりサーカス】を最後まで読んで感動し、不覚にも泣いた。




◆その他◆


【ペリカン】

分類:使い魔

晴明の師匠の使い魔。

師匠からの荷物を晴明に届ける役割だが、わざとかと言うほど晴明に喧嘩を売ってくる。

知能は高く、人の言葉を完全に理解している。


【ゴエティア】

分類:魔導書グリモア

ソロモン王に仕えた72柱の悪魔について記された魔導書の1冊

その存在はまことしやかに語られているが、目にした者は稀にしかおらず、秘宝である。

時代と共に様々な人の元へと渡り、所有者に厄災を、狂気を、幸福を、絶頂を、悲劇を、喜劇を引き起こし、現代へと至る。

この1冊には、72柱の悪魔の全てが記されており、平凡な魔術師には内容を理解することすら不可能。

正統な契約者となれば、世界中の莫大な冨と力が手に入ったも同然。

……しかし、今回のゴエティアの所有者が晴明になったことで、1番無駄な使われ方をしている。流石にコレはソロモン王も予見できなかった。



【陰陽術協会】

分類:組織

日本の魔術協会。土御門家がトップとなり、運営している。

そもそも魔術協会とは、魔術師を管理し、社会から魔術を秘匿するための組織である。

協会に登録する事でライセンスが発行され、陰陽術協会から出された依頼の受理が可能。

依頼の受ける受けないに関わらず、魔術を行使する者は、ライセンス登録が義務となっている。

それぞれの国に、それぞれの魔術協会があり、特色がある。

海外から派遣された魔術師の対応窓口も担当している。

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