勇者の家族の俺は魔王軍幹部
@sigumetto
第1話 始まり
「あんたはバカなんだから!」
俺の名前は神谷 仁(かみや じん)。親に毛嫌いされている。その理由は兄貴にある。
兄貴は運動もそこそこ、頭も良い。なによりイケメンで優しくてクラスの中心にいる。しかし、俺は違う。クラスの中心には近寄りがたい、いわゆる陰キャだ。
それだけだったら親に嫌われないんじゃないかって?まったくわかってないな。
俺は運動はすごく得意だ。だが、テストではいつも赤点を取っている。
親に嫌われる理由はそれだ。「運動なんて社会に出てもなんの役にも立たないじゃない。お兄ちゃんを見習いなさい。あの子ったらいつもテストで満点なのよ。」そんなことをよく言われる。
しかし、実は俺はIQ200を超えている。親に頭が良いことを隠しているんだ。
頭が良いと期待されちまうだろ?高校で1度だけ満点を取ってみたんだが、「次も余裕よね?」とか言われて、責任感で押しつぶされそうだった。
だから俺はIQのことを隠している。しかしまあ、頭が悪いだけでここまで兄貴と差別するとか、親としてどうなんだよ。
流石の俺でももううんざりだ。気分転換に散歩でもするか。
ん?あれは、、 兄貴と遭遇した。
「おー、仁じゃん。よ!」「 ...。」せっかくの気分転換が台無しだ。
「そんな無視すんなって。俺はお前のこと1人の大切な弟として見てるからな。」
確かに兄貴は俺を親から庇ってくれていた。でも、だからといって親が変わることもなかった。
「本当かな..」 「もちろん本当さ。」
「ねえ、あれって陽先輩じゃない?」「ほんとだー!かっこいい。隣にいるのは誰?」「陽先輩の弟だって。全然似てないじゃんw」
「っ!」
いつの間にか俺は兄貴を置いて逃げてしまっていた。
兄貴の悲しそうな顔が目に映る。
「兄貴、ごめん」そう言って俺は走り去った。
数日後
「金がねえ!くそ!兄貴は毎月三万ももらってんのに、俺には1円たりともくれねえんだぞ!それなのに俺に飯は作ってくんねえから自分で買わなきゃいけねえし、貯金が無くなりそうなんだよ!あの親頭狂ってんじゃねーの?は〜。バイトすっか。」
俺はスマホで良さそうなバイトを探し始めた。
「ん〜。配達員バイト、時給1万円!?怪しっ!!ほらビンゴ!バイトするときは仮面を被れってどう考えてもおかしいだろ!」
その後も良さそうなバイトは見つからず、「あ〜、こんなにバイトってないもんなんだな。探すのだりぃーー。・・・そうだ!自分で店開きゃいいじゃん!内容は〜、何でも屋!何でも屋にしよう。これならだるいことは断れるじゃねえか!」
こうして俺は何でも屋を開くことにした。
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