プロローグ

第1話

ひたすら細く長く続くこの道を行く。

自分なりに、ゆっくりと。


ずっとずっと、この道を行く。



ほかの生き方なんて知らない。

ほかの道を行くことは許されない。

それがアタシの「あたりまえ」

それがアタシの「日常」


この道を行く。

この空間にとどまり続ける。


それが、アタシの「生き方」なんだ。


別に辛くも哀しくもない。

それが「普通」だったから。



だけど…、



アナタに逢って、別の道があることを知った。

その道は、光いっぱいの道。


もう、元には戻れない。

明るい光を抱え、アタシは変化する。

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