第24話

そんな私でも、蓮先輩は突き放すことはなかった。


私はその優しさに甘え、そのままモソモソとお弁当を口に運ぶ。


このまま無言が続くかと思いきや、意外にも蓮先輩から話しかけてくれた。




「お前、友達いないのか」




それはあまりにもストレートなご質問で。


ちょっとはデリケートな部分だと思うんだけど、流石は蓮先輩だ。



少しもオブラートに包んでいない。


私は、笑いながら言った。




「そうですね・・女の子は、いろいろと難しいみたいです」


「なんで笑ってんだよ」


「いえ」

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