第35.5話 金曜日ということは? 

 ちょっと前、授業をサボりまくっていたせいか、なんだか朝から授業を受けるのが久しぶりな気がする。 


 今日こそは!と張り切って1限の教養英語に行ったら、俺より気合の入った人が居た。

「先輩…朝早いですね?」

白のワンピース姿。髪はあれから少し伸びてベリーショートではなくなった黒髪ショート娘。


 ここで会ったら、先輩呼び。そう心に決めていたが、明らかに不服そうな顔をする綾羽。

「こっち、来い。」

綾羽も、先輩ロールを全うするように、命令口調。


 いつもの俺の席を占有している綾羽のすぐ横に座った。

「抱き締めろ」

 誰もまだ来ていないとはいえ、学校なんですけど?

 しかし、後が多分面倒くさくなるので、俺は横から綾羽を抱き締めた。


「もっと、ちゃんと!」 

 俺は、綾羽を正面に向けて、しっかりと抱き締める。

「何時?」

「8時ですね。」

「…ちょっとついて来い。」

あくまで先輩として接している綾羽。


 もしかしてこの間の、美耶と2人で絶頂させまくったことを根に持っているのかも知れない。


 連れて行かれたのは、2階の奥にある、行事用の大道具、小道具がしまわれている倉庫。


 倉庫に入ったら、綾羽が中から鍵を閉めて、ワンピースをたくしあげた。

「ちょ!先輩!」

「修が悪いんだからな。責任取れよ?」

 

 既に有り得ないレベルで綾羽の情欲が溢れている。

「な、どして?」

「修に会える、と思って、どきどきしてたら、修来て、私を抱き締めるから…」

 いや!抱き締めろって言ったのは綾羽…

「早く、、何とかして。」

懇願するように命令する綾羽。


 体育で使うような、体操マットを発見して、その上に綾羽を寝転がせる。

前戯は明らかに不要だ。いきなり……望み通りに。


 大声で反応する綾羽。誰かに聞かれでもしたら、一大事だというのに。

口を唇で塞いでから、綾羽に尋ねる。


「先輩、よくこんな場所、知ってましたね…もしかして、誰か連れこんだこと、あります?」

 目が見開かれる綾羽。

動きを止めて、さらに深いキス。唇を離しても動かさない。

「や!…早く…動いて…」

「ここで、するの…何人目です?」

惚れた男になじられるような質問。綾羽は早々に観念した。


「…修で…3人目…ああ、早く…」

…よく考えたら、先輩ってビッチだよな…

まぁ過去は気にしないけど。

そう考えながら、綾羽の望む通りに、激しく蹂躙した。


 絶頂して脱力した綾羽。


 身支度を整えて、力がうまく入らない綾羽の手を引いて、教室に戻る。何人かにジロジロ見られたが、授業はまだ始まっていなかった。


 綾羽は脱力したまま、やや放心状態。

こんなになるなら、学校でシなきゃいいのに…

ちょっと懲らしめなければならない。


 先生が入ってきて、授業が始まる。

始まってすぐ、俺は綾羽の隣に移動して、綾羽の様子を伺った。


 先ほどよりは回復したのだろうが、ノートをとる気力は無さそうな綾羽。

俺は周りに気付かれないように、机の下で綾羽の手を握る。

 ぱあっと、表情が明るくなる綾羽。

この後に起きるちょっとした地獄も知らずに。

そのまま、右手でワンピースの中に手を差し込んだ。

「ぉぃ!ちょ…」

「シッ」

「……」


 たくしあげられたワンピースの綾羽を刺激する。綾羽は声をあげないように、自分で自分の口を塞いでいる。


 しつこく、刺激を与え続けていたら、綾羽自身はとんでもないことになった。肩で息をしている綾羽。


 さすがにこれ以上は綾羽がもたないだろうから、俺は座席の元の位置に戻って、授業を素知らぬ振りで受ける。

 それとなく綾羽を見ると、綾羽はキッと俺を睨んだが、涙目になっていてかわいい。


 終業のチャイムより、授業が早く終わった。


 ぞろぞろと教室を出て行くクラスメイトたち。

さすがに綾羽を見捨てて行けないので、綾羽が立ち上がったら、行こうと思っていた。


 美優の姿が見えた。

こちらを見て微笑んでいる。

 わざわざ、こちらの列の通路を通って、誰にも見られないように俺の手にタッチして出て行った。


 とうとう教室には俺たちだけに。

綾羽を見ると、また俺を睨んでいた。


「先輩…行きましょう?」

「……」

多分、怒っている。

「…綾羽、ごめん。お詫びするから…」

「詫びはいらないから…責任取って!」

「分かった…家で良い?さっきの倉庫?」


 それで察したのだろう。

また表情が明るくなる。

「家!」

「ほいほい」


 自宅に綾羽を連れ込んで、綾羽に優しくシてあげていたら、途轍もなく甘えてきた。

 コロコロ反応が変わって面白い綾羽。

 だから、途中から焦らしまくっていたら、懇願してきたので、言いづらいだろう過去を穿ほじくってやることにした。


「そう言えば、さっきの倉庫…」

「…なに?」

「綾羽は誰と使ってたの?」

焦らすように動きを緩慢にする。


「…なんで…?」

「知りたくなって。」

「もっと…ちゃんと…」

「教えてくれたら、シてあげる。」

「…やだ…」


 完全に中断する俺。

「ああっ!何で?」

「綾羽が言うこと聞いてくれないから。」

綾羽が横を向いて、視線を逸らす。


 小声になって、声を振り絞る。

「私と同じサークルだった先輩…」


 いきなり再開する。嬌声で応える綾羽。

「…で、2人目は?」

「…違うサークルの違う先輩…」

 快感を前に、流されていく綾羽。


「綾羽が誘ったの?」

「ちが…連れて……連れてかれて…」

「ヤられちゃったんだね?」

「意地悪…なこと…言わないで…」


 結局、まるまる2限目が潰れて昼になった。

「お昼、どうする?」

俺にべったりくっついている綾羽に尋ねる。

「…まだ時間、大丈夫?」

離れ難い綾羽が心細そうに尋ねてきた。


「んー…綾羽さえ良ければ、綾羽のバイト時間まで一緒に居たいかな…」

凄まじい微笑みを浮かべて、キスしてくる綾羽。

「じゃあ…ちょっと待っててくれる?」

「ん?」

「私、着替えたいから、ちょっと家帰ってくる。ついでに何か買ってくるから!」

「大丈夫?ついて行こうか?」

「大丈夫。すぐ戻ってくるから…その代わり…」

「ん?」

「バイト行く前に、もう一回、かわいがって欲しぃ…」


 恥じらいながら願望を口にする。

もちろん!

今度はどうやって責めようか…


「あと、あまり…昔のこと…」

聞かないで?という顔をする綾羽。

「何で?」

「だって…ツラいもん…」

「でも、その瞬間、綾羽、めっちゃ興奮してるよ?」

「ばか…もう、私には修しか居ないし、今までで修が一番だから…こんな大好きな人に、昔のこと聞かれたら…」

「…興奮するんだ?」

「ばかーっ!」

ぽかぽか叩いてくるが、本気では無い。

午後もたくさん虐めようと心に決めていた。

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