第33.5話 綾羽、美耶の願い
日曜12時のラスト。
お客さんはもう俺だけ。
「…後は私がしますので、とっとと帰ってください。」
神山さんが俺たちに言い放つ。
冷たいような物言いだが、とても優しい女性。
美耶と肉体関係にあるらしいが、女性同士というものに想像がつかない。
「ひーちゃん、ありがとう。じゃ、先に上がらせて貰うね。」
美耶が神山さんに礼を言って、俺たちはアルメイラを出た。
「ごはんはどうしましょうね〜。」
美耶のいつもの口調。
今日は俺と美耶以外に綾羽が居て、美耶の家でお泊まり。綾羽はどうしても俺に会いたかったらしく、条件の日曜の6時間バイトをこなして3人のお泊まり会になった。
良かったのか…?
美耶の週1回の日に綾羽が居たら、美耶にとって邪魔では無いのか?
まさか3pとは思ってはいなかったが、ラーメンを食べ、コンビニでアルコールやおつまみ、お菓子を買い、美耶の家でお風呂に入って、小さな酒盛りをしたら、いつの間にかベッドで3人が絡まりあっていた。
「気持ち、良かった?」
美耶が、果てた綾羽の頭を優しく撫でながら、綾羽の頬にキスをする。
2人に寄って集って責められていた綾羽は、まだ快感の渦から抜け出せていない。
「私、飲み物取ってくるね?」
美耶が全裸のまま、キッチンに向かう。
俺は黙って、その後をついて行った。
「さっき買った…あー、これこれ!飲みたかったのよね〜」
冷蔵庫の中から、少し高めのチューハイ?リキュールを取り出して、開ける。
缶に口をつけて一口飲むと、俺の方に缶を差し出した。
「修くんも飲んでみる?結構、美味しいかも。」
渡された缶を一口。
結構、甘くてのみやすい…が、アルコール度数がちょっと高めだった。
俺はもう一口、口に含んでから、美耶の唇を奪って、アルコールを流しこんだ。
「ふふ…やだ…」
「嫌なの…?」
「んーん…凄いやらしい感じして…」
「興奮してるの?」
「…ぅん…もっと、ちょうだい…」
再び口に含んで、唇からアルコールを美耶に流し込む。
少しだけ、唇から零れたアルコールが、美麗な美耶の胸を伝っていった。
「…ぁ…はぁ…ゃだ、、興奮しちゃぅ…」
「どうして、欲しい…?」
「立ったまま…後ろから…お願い…」
美耶の願い通りに…
俺は果てた美耶を後ろから抱えて、優しく抱き締めた。
「はぁ…はぁ…凄かった…」
美耶が振り向きざまに深いキスをする。
「修くん…こんなに相性が良いのは、あなたしかいないの…」
「うん…」
「若い子だけじゃなくて、私も…かわいがって…ね?」
「美耶は十分、かわいいよ…美耶には俺の子を産んでもらわなくちゃいけないんだから…」
「うん…」
そうして、また深いキスをした。
ベッドに戻ると、少しだけ覚醒した綾羽が手を伸ばして抱き締めて欲しいと懇願する。
「…私も…」
「うん?」
「あなたの子、産みたい…結婚出来なくても…傍に置いて欲しい…」
涙ぐみながら、綾羽が俺を抱き締める。
「綾羽…見捨てたりなんかしないから…ちゃんと産ませてあげられるまで…待って?」
「うん…待ってる…待ってるから。」
そうして、3人の淫らで愛おしい夜は更けていった。
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