次の恋

第10話

そんな最低な彼と別れて3ヶ月ほど経った頃。





彼には別れて1ヶ月ぐらいで新たな彼女ができていた。



その彼女は、クラスの女子でもあの先輩でもなく、他校の2学年下の子だった。



どうやら先輩との恋は実らなかったようだ。



その年下の彼女のことを、教室で友達に話す時に"のぞみ2号"と呼んでいた。


私に似ているらしい。




なんか色んな意味で複雑。けど、もう関係ない。






別れて最初の1〜2ヶ月は私と彼との絡みは一切なくなった。

まぁでも、絡みはないとしても同じ教室で過ごすわけだし、何かと気まずくて気まずくてしょうがなかった。






けれど3ヶ月が過ぎたあたりから、また彼から絡みに来ることがちょいちょい増えてきた。




例えば、廊下ですれ違った時に「おう!」と声をかけてきたり、それだけではなく頭をポンっとしてくるようにもなった。





今までの気まずさはあまり感じなくはなったけど、内心、「は?」って思ってる。



あんな最低なことしておいて、よく絡みに来れるなぁ。

なんて、直接言えればいいんだけど、言えないから更に彼の行動はエスカレートしていく、、。

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