第11話
そしてライブ当日、緊張していないヤツはいなかった、初めて立つ大きなステージに圧倒されるばかりの俺達。誰もいない客席も数時間後にはファンの人達でいっぱいになるんだ・・・そう考えると、もう嬉しさで頭はいっぱいだった。会場リハが始まり、入念にサウンド・チェックをする俺達、これを少しでも怠ると、あとで後悔を招く事になる、緊張感が抜ける事が一番、怖いのだ。予定曲も数曲やり、ライブの時の音をPAさんに作って貰う。こちらはこちらで曲の確認と同時に音色のセッティングの確認等もしていく。リハでは演奏曲全部をやる時間はないので当然、反省点の多く残る曲が中心になる。リハが終ると少し解放感が出来、買い出しに行ったりバカ話を始めたりと思い思いに過すのだが不安も出来る、何故かというと楽器に触る事が出来ないからだ。不安な部分は譜面で確認したりしながら開演を待つ。それまでの時間が本当に長いのだ。
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