ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗｰﾝ

…煩い。

携帯のアラームが鳴り響く午前6時30分。

スヌーズ機能を何とか回避すべく、携帯の電源ボタンを押した矢先、

「瑠依ちゃーん！朝ごはんだよ〜！起きなさ〜い！」

「……はぁーーーい」

じいちゃんのモーニングボイスで起きる生活を十数年前からしてるけど、いつもの事ながら朝は本当に弱い。

朝からしっかり起きられる人達が本当に羨ましく思ってるあたし、梶原瑠依(かじわらるい)

今日から華の高校生デビューです。

10数年前に両親が交通事故で他界して、家族が居なくなったあたしを引き取ってくれたのが小さな喫茶店を営んでいる父方のじいちゃん。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい