こんなカタチ

@ayma

第1話

《紫色のスミレ》


私には彼氏がいる。付き合ってそんなに長くない。ちょうど1ヶ月くらい一番楽しい時だった。

そんな時に出会った運命と感じる人が。私には大好きな人がいる。そんなことも忘れて。


きっかけは向こうから話しかけてくれた。その人の名前は

『一輝』

と言った。

私の名前も教えた。

『まり』

と。すぐにあなたは

『まちゃ』

と呼んでくれた。

そんな彼が愛しかった。これが運命だとか言っちゃって。


私と彼氏はまだ続いてた。

喧嘩とかしてたけど、彼氏とは別れたくはなかった。ただチヤホヤされたいだけではない。ただどっちも大好きなだけ。運命を感じてたのは一輝だっただけであって。

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