最も感動した遺言は「ぬわーーっっ!!」
まみ。
第1話 ドラゴンなのがバレバレなんだけど
「ドラクエで、最も感動するシーンって何?」
「やっぱパパスの遺言じゃないかな?」
「パパスって、主人公のお父さんだっけ?」
「そう。」
「どんな遺言だったの?」
「「ぬわーーっっ!!」って、言ってたよ。」
「それ、遺言じゃなくて、断末魔だから(笑)」
「こういうの、遺言って言わないのか…。」
「断末魔の前に、重要なことを言ったんじゃないの?」
「あまりに衝撃的な「ぬわーーっっ!!」だったから、そのせいで全部忘れちゃったな。」
「何?その衝撃的な「ぬわーーっっ!!」って?」
「本当にそこが、ドラクエで一番感動するシーンなんだって!」
「ゲームしたとき、そのシーンで泣いた?」
「あまりに突然の「ぬわーーっっ!!」だったから、驚きのあまり泣く暇すらなかったよ。」
「突然、「ぬわーーっっ!!」って言ったんだ?」
「でも普通の人は、絶対に泣くと思うな。」
「それ、本当かな?」
「あまりに衝撃的すぎて、パパスは「ヌワス」って一部では呼ばれてるよ。」
「ダメだ。もう感動できそうにない(笑)」
「あのシーン見たら、絶対に泣くって!」
「「ヌワス」と「ぬわーーっっ!!」の印象しか残ってないから、もう純粋に感動するのは無理だよ。」
「そもそもドラクエ5の主人公は、かなり苦労してるんだ。」
「ドラクエ5って聞くと、二股をかけてたことしか知らないけど?」
「二股って言い方(笑)」
「二股じゃないの?」
「二股ですね。」
「ほら。」
「過酷な人生を歩んできたからこそ、二股が許されてるんだよ。」
「二股は二股だけどな。」
「奴隷生活が8年、石化生活が10年。」
「石化生活って何?」
「実の子供達の成長も見れなくて、子供達が成長して助けに来るまで、ずっと石化していたんだ。ゲームしている人目線でも、とても長く感じたよ。」
「ゲームしている人にも、長いって伝わるようになってるんだね。」
「このようにドラクエ5の主人公は、合計18年も苦労してきたんだ。」
「確かに自分のこれまでの人生で考えても、18年は長いね。」
「でも作中には、もっと長く苦労した人もいるんだよ。」
「18年以上ってこと?」
「そう。20年間もトロッコに乗り続けた人がいるんだ。」
「トロッコに?もはや人間じゃないね(笑)」
「後で発覚するんだけど、本当に人間じゃないんだ(笑)」
「本当に人間じゃなかったんだ(笑)」
「主人公達が洞窟を歩いていると、突然トロッコでぐるぐる回っている人が現れるんだよ。」
「その人、何やってんの(笑)」
「だからスイッチを切り替えて、トロッコを止めてあげるんだ。」
「もうその人、20年間も回り続けるぐらいだったら、自分でトロッコから飛び降りたらよかったのに(笑)」
「そしたらちゃっかり主人公の仲間になって、なぜか一緒に来るんだよね。」
「いきなり仲間になっちゃったよ(笑)」
「それでなんやかんやストーリーが進むと、その人がみんなに怪しまれ始めるんだ。」
「むしろその人、最初っから全て怪しすぎだけどね(笑)」
「そしたら、とうとう正体が判明するんだけど…。」
「結局その人、何者だったの?」
「なんとドラゴンの神様だったんだ。」
「まさかの神様だったー(笑)」
「ここで人間業じゃない伏線が回収されるってわけ…。」
「神様、トロッコで20年間も何してたのー(笑)」
「ちなみに日本語版だと「プサン」って名前なんだけど、英語版だと違うんだ。」
「英語版の名前まで知ってるのはすごいけど、なんで名前が違うんだろ?」
「それは謎なんだけど、英語版だと「ドクター・アゴン」なんだ。」
「ドクター・アゴン?」
「そう。Dr. Agon!」
「スペルがドラゴン(Dragon)になるってこと?」
「そういうこと!」
「英語版だと、実はドラゴンなのがバレバレなんだけど(笑)」
「話の途中で「ドラゴンの神様はどこにいるんだろう?」って流れになるんだ…。」
「もう、その人しかないよね(笑)」
「日本語版だといい感じに紛れてるけど、英語版だとバレバレなんだ。」
「ゲームしてる人も、なんて勘が悪い人達なんだって思うよね?」
「ドラゴンの伏線が出る前から、正体がドラゴンだって予想できてしまうんだ…。」
(第2話に続く)
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