異世界に転生したらなぜか男に好かれるんですが?

混合酒

第1話 異世界転生まで…

ある日俺は_____


異世界転生というものをしてしまった。


「ど…どこだよここーーー!!」



「友一〜聞いてくれよ〜」

「なんだよ朝から」

「今日彼女にフラレてさ〜」


 俺は赤城友一、16歳。最近高校生になった男だ。

 毎日友達と話したり、勉学に励んだりしている普通の学生だ。

 特に変わったこともなく、平凡な日々を送っている。


「でさ!顔がタイプじゃないって言われてフラレたんだよ!」

「ド…ドンマイ…」

「うぅ…うわぁぁぁぁ!!」


 横で泣き喚く友達の背中を叩きながら慰める。

 『顔がタイプじゃない』ってハッキリ言うのは辞めて欲しいものだ。

 こっちが慰めなければならなくなる。

 その後も、結局ずっと慰めることになった。



 家に帰った後、作りたての温かい夕飯を食べる。

 母さんのご飯はこの世で一番美味しい。


「うっまぁ…」

「どうしたの?だいぶ疲れてるみたいだけど…」


 俺は母さんに今日あった色々なことを話した。


「あ〜…それは疲れるわ…」

「だろ〜!」

「まぁ、そういうことで疲れたら母さんに言いな!

友一の好きな唐揚げ、作ってあげるから!」


 母さんは料理も上手いし、優しい。

 こういうときに、俺は世界一恵まれているなと思う。

 その後、すぐに風呂に入り寝てしまった。

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