星核を持つ男
第6話
男は、夢幻京士郎と名乗った。国立大の医学部の大学院生で、外科医を目指しているのだと言った。
「それで、なぜ私のところへ?」
帰ってきた父が男に尋ねる。男は、おシゲさんが用意した来客用のローブに着替え、応接室のソファに落ち着かない様子で座っていた。
「ええ、実は、珍しい石を採取しまして…」
そう言って男は、ずっと握りしめていた左手を開いた。
軽い音を立てて、瑠璃色の小さな石がテーブルに転がり落ちた。
鉱物を見ると、父は目の色を変えた。指先でつまみあげ、電燈に透かして見る。
「…隕石…かね?これは」
「はい、おそらくは地球上の鉱物ではないと思われます。そこで、隕石研究の権威である一瀬教授のご意見を伺いたいと思いまして」
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