プラネットナイン~超弩級惑星型次元潜航船の艦長になって、スキルで聖樹を育てながら、地球ではダンジョンに潜る忙しい日々を過ごしてます~

加藤 ライゴ

第一章 方舟の目覚め

第1話 お祈りメール

※この作品はフィクションです。 実在の人物や団体などとは関係ありません。



ピロンッ


昼食を食べていた時、スマホからメール通知の音がなった。


メールの差出人は【ツムギヶ丘青年隊】という、近場のダンジョンで活動しているクランからのメールだ。

内容は、クラン入隊の合否を伝えるメール。


ツムギヶ丘青年隊が最後の砦。

これまで、ツムギヶ丘ダンジョンで主に活動している様々なクランの入隊試験を受けてきたが、全部のクランからお祈りメールをもらっている。


ここを逃したら近場のクランに入る目はほとんどなくなってしまう。


他にもダンジョンはあるが、自分の力量だとFランクダンジョンに向かうのが精一杯。

県内のダンジョンはFランク【ツムギヶ丘ダンジョン】、Cランク【灰谷ダンジョン】、EXランク【勇者ダンジョン24号】のみだ。


俺がクランに入りたい理由、それは2年前事故で半身不随になってしまった妹の治療費を稼ぐためだ。


通常の医療では妹の怪我を治すことは不可能だと言われてしまった為、それ以外で妹の怪我を治す必要がある。


ダンジョンで見つかる植物や魔物の素材から作られるアイテム、【ポーション】。

妹の怪我を完治させる手段はそのポーションを使った治療くらいしかない。


大学を辞めて、ポーション代を稼ぐために地元企業に就職したが、普通に就職してサラリーマンとして働き続けては治療に必要なポーションを買うお金を用意し続けることが現実的ではないと気づいてしまった。


だがそんな時に、ダンジョン界隈で魔石の需要が高まり低ランクシーカーでも十分稼ぐことができると耳にして、俺は20歳の時に再魔力適正検査を受けた。


20歳は再魔力適性検査を受けれる限界の歳だったため、周りの若いやつらからはおっさん扱いされたりしたけども、見事に魔力適性アリと判断され、ジョブを得るために試験官のシーカーとダンジョンに潜り、無事シーカーになるために必要な【ジョブ】を得ることができた。


しかし、シーカーの資格を得ることはできたが、俺は一人でダンジョンに潜ることができなかった。


ダンジョンに潜るには仲間がいる。

俺のジョブでは足を引っ張るだけで、通常の戦闘メインのシーカーのパーティに入ることができない。


それに一か八かで一人でダンジョンに入ったとしても、俺の場合死ぬ可能性の方が高い。俺が死んでしまったら、妹は一人残されてしまう。

だから死と隣り合わせのダンジョンだっとしても、堅実に稼ぎたいと思っている。


俺はいろいろとダンジョンの情報を集めて、その中で【クラン】という、いくつものパーティをまとめた集団があるということを知った。


各クランは様々な目的を掲げており、戦闘特化のクラン、生産メインのクラン、採取特化のクラン、サポートメインのクラン、それらを合わせた総合クランなどがあるみたいだ。


クランはいうなれば会社のようなもので、所属できれば様々な特典が得られる。

一つはクランは給料制プラス歩合制で、成果によってたくさんの報酬が期待できること。

二つ目はクラン内でのアイテム購入には割引きがきくこと。

三つ目は俺個人にとって重要で、俺は戦闘に関する【ジョブ】でもなければ、【戦闘スキル】をもっていないため、ダンジョンに潜る仲間が得られること。


戦闘特化のクランに所属できたとしても、俺がパーティに入っても戦闘では役に立たない。採取では多少は役に立つかもしれないが、採取系スキルを覚えていない俺では採取はできても効率が落ちる。

戦闘と生産クランでは、すぐにお払い箱になることが確定しているから論外だとしても、採取とサポートをメインに行っているクランであれば、俺にもできることがある。

例え、戦闘ジョブや戦闘スキルをもっていない人も所属できると聞くし、戦闘もパーティに戦闘員を雇って探索するそうなので俺が前に出て戦うこともない。


だから、ツムギヶ丘青年隊から来たこのメールは、運命の分かれ目だ。


俺は祈りながら、スマホを操作してメール文を確認する。


(頼む!合格しててくれっ!!)

ーーー

差出人:ツムギヶ丘青年隊

送信先:植野 仙太郎 様


慎重に選考を進めさせていただいた結果、誠に残念でございますが、今回は【不採用】とさせていただきました。

今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。


ーーー


「お、終わった…。これからどうしよう…。」


俺は全身の力が抜けきりテーブルに突っ伏した。


◇◇


占星術師である、ノストラダムスの予言「1999年7の月、空から恐怖の大王が降りてくる」予言から5年後の2004年12月1日に世界は大きく変わった。


突如現れた地球の【管理者】。そして告げられた世界の終わりが近づいているという言葉。


予言の日、1999年7月に魔王は確かに現れた。らしい。


ただし地球にではなく別の世界に。


1999年7月、管理者は各国代表の前に現れ、全人類から魔王を討伐する勇者を100人を異世界に派遣するため、各国代表に勇者を選定させた。


そして勇者派遣から5年後の2004年12月1日、地球に住む人類すべてに5年前に各国代表に告げた内容と、異世界に派遣した勇者100人の死亡及び異世界の人類の滅亡を管理者より告げられた。


さらに管理者はこれからのことを話す。


魔王は世界を破壊しては時空間を渡り、次の世界はここ【地球】を目指していることを、翌年の2005年2月には崩壊した世界から次々と魔王の配下たちが地球を攻めてくると管理者は言ってた。


魔王や魔王の配下たちを倒すには、地球上の兵器では魔素を含んでいないためモンスターには効きづらく、モンスターが強くなると兵器だけでは通用しなくなる為、ダンジョン内で手に入れた剣や弓、魔法やダンジョン素材から作り出された武器による攻撃の方が何倍もモンスターを倒しやすい。


様々な内容を管理者は全人類に語ったが、のちほど各国の政府から正式に発表があった。


各国代表は最初の公表を管理者に丸投げしたらしいが、結果として地球にいる人類全員に何が起きたのかが正確に伝わった。


最初こそ世界中でパニックが起きたが、各国の政府の対応は管理者からあらかじめ聞いていたこともあり、勇者が失敗した場合はこちらに魔王が攻めてくることが予期されていたことと、これからの指針を国民は各国代表や管理者から何度も伝えられたため徐々に落ち着きを取り戻していった。


当時、RPGゲームが世にたくさん出たのはこういったことを認知させやすくするためだったと後のニュース番組に出ていた専門家が語っていた。


それからというものすぐに【勇者機関】や、【シーカーズギルド】、シーカー用の各国共通の法律などたくさんのものごとができあがり世界中の人間が魔王襲来に備えて準備していった。


しかし当初想定したよりも敵の交戦はなく、今でいうFランクダンジョンとEランクダンジョンしか出現せず、モンスターとの交戦もほとんどなかった。


当初戦えるものは軍や傭兵、日本では自衛隊のみがダンジョンへと足を運んでいたが、半年もすれば一般にもダンジョンが解放され、見込みあるものは【勇者機関】に推薦されていった。


そして20年経った現在、存在するダンジョンはF、E、D、C、B、A、EXの7種類。


年々とダンジョンは増えていったが、危険なダンジョンはすぐに攻略され破壊していき、有望なダンジョン、役立つ素材や戦闘経験に繋がるダンジョン、低ランクで危険の少ないダンジョンはあえて残されていった。


◇◇


「お兄ちゃん、どうしたの?急に机に突っ伏して…」


食卓に突っ伏している俺に、対面にいた一葉が心配そうな声で問いかけてくる。俺はチラリと一葉の方を見る。

一葉は俺の妹で、事故で両親を亡くしたから今は、一葉と二人で暮らしている。

一葉自身もその事故に巻き込まれていて、今は半身不随で車椅子で生活することを余儀なくされている。

心配そうに首を傾げて、高い位置でまとめられている黒髪のポニーテールが揺れる。

顔を上げ、一葉から少しだけ視線を反らして答える。


「い、いやちょっとな、この前受けたクランの入隊試験の結果のメールがな…」


「ダメだったの…?どこのクランを受けたの?」


落ちたのはバレバレか。まああれだけショックを身体で表現してしまったからな。

俺は少し斜め下に俯きながら答えた。


「ツムギヶ丘青年隊だよ」


すると妹の【一葉】は大きく目を見開いた。


「…それ落ちて正解だったよ、お兄ちゃん!」


急に一葉の態度が変わったことと一葉の言葉に驚いた。


「ど、どうして正解なんだ?」


「あそこはピンハネが酷いってきくよ。クラン創設メンバーは戦闘員で固まっているからその人達を採取パーティに割り振っていて、探索が終わったら「お前らは地面を這いつくばっていただけだろ!ゴミどもが!」って言いながらギルドに下ろしている報酬からほとんど持っていっちゃうんだって。基本給も他より悪いって聞くし…」


「そうなのか?俺はギルドに紹介されて入隊試験を受けたんだがそんなこと一言も言ってなかったぞ?」


一葉は目を細めて呆れた口調で言った。


「そんなことギルド側が正直にいうわけないじゃん。あそこは一人でもシーカーを増やしたいだけなんだから。紹介すれば紹介料もギルドに入るし営業だよ営業。業績のためになんでもやってくるの!気をつけてよねお兄ちゃん」


「そうだったのか…知らなかった…。それにしてもよくツムギヶ丘青年隊の評判なんて知っていたな?有名なのか?」


「ギルド施設内での言い争いの目撃者も少なからずいるみたいだからね。私の場合は同級生のお兄ちゃんが所属しているらしくてね、お酒を飲むとよく愚痴を言うんだって」


「なるほどなぁー…」


俺は腕を組んで考えこむ。

一葉の話しを聞いたとしてもシーカーの給料はそこいらの企業の給料と比べても破格だ。だからそれでも入りたいという欲があるし、とにかく今はポーション代を稼ぎたい。


それに

ダンジョン内の魔力に適応できず体調を崩す人もいれば、モンスターを殺すことを忌避している人もいる。大体【魔力適性】は30人に1人くらいと言われていて、さらにそこからダンジョンに潜って魔物と戦える人となるとさらに数が少なくなる。


世界にいるシーカーの数はだいだい約2800万人。現在の東京の人口の2倍ほどの数ということになる。


さらにそれに残ったとしてもジョブ、スキルが有能でないとダンジョンで生き残ることは難しい。怪我をしてポーションで治したとしてもトラウマになって辞めていく人も後をたたない。


「私は、お兄ちゃんにはシーカーは似合わないと思うよ。生き物も殺せないでしょ?家にいた蜘蛛だってゲジゲジだって逃しちゃうんだから。…お兄ちゃんは植物に水をあげている姿が一番似合うんだからさ。もう一回どこかの一般企業とか、もしくはスキルを活かしてお花屋さんで働くとか!」


「俺だって生き物くらい殺せるぞ。シーカー免許の実技試験でもビックコックローチを倒したし、家ではゴ○ブリとか…。それに蜘蛛やゲジゲジは益虫だぞ!」


「それどっちもゴキブリじゃん…。はぁ…」


確かに俺は生き物を殺すのはとても躊躇してしまうけど、それとこれとは別だ。


魔物なら殺せるけど、俺の実力だとFランクダンジョンが限界。ビックコックローチを倒したときも、試験官が近くにいたしな…。一人では無理だ…。

でも妹の怪我を治す為、どこかのクランに所属してお金をたくさん得なければ…。


天国にいる両親に安心してもらうためにも、頑張らないと!


◇◇


2025年2月28日 アメリカ フロリダ州 天文台 宇宙望遠鏡管理観測所


「ん?なんだあれは?」


今日は惑星直列が見られる特別な日。【プラネット・パレード】。


近所のハイスクールの学生たちを招いて惑星を見るイベントを行なっていたが、そこで今まで見たことのない惑星が観測できた。


(ちょうど海王星の影になるように…こんなところに惑星なんてないはずだ。)


もう一度観測データを更新してみる。


「消えている…。」


なんだ…疲れているのか?とも思ったがログには確かに海王星の横に影のようにくっついている惑星が確認できる。


(いったい、なんなんだ…。)


「ジェフ?どうかしましたか?」


「い、いえ教授、なんでもありません。」


生徒たちに宇宙望遠鏡の解説をしていたナターリア教授が、こちらの焦りに反応して声をかけたが、ここでことを説明すればイベントが中止になりかねない。


(ここはなにもなかったを通してしまおう。明日はキャシーとビーチで星を見ながらナイトデートだ。下手なことを言ったらとうぶんは帰らせてもらえなさそうだ。)


それに、海王星に並ぶように浮かんでいる惑星なんか聞いたこともない。

突然現れない限りは、あんなところに惑星なんてあるわけがない。


【プラネット・ナイン】


第9惑星を日々探し続ける人はいるが、俺はどちらかと言えば否定派だ。

昔は、冥王星を第9惑星と言っていた時代もあるが、今は準惑星として認知されており、それ以外の第9惑星が肯定派、否定派と別れている。


それに海王星ルートであれば、ボイジャー1,2号が探査として送られている為、そのルートに惑星がないことは科学的にも照明されている。


だからこの画像もなにかのエラーか、バグかとにかくありえない画像データなのは確かだ。


俺はなぞの惑星が映ったデータを消し、なにごともなかったかのようにその日を終えて、翌日のキャシーとのナイトデートを楽しんだ。



◇◇


約4時間前 海王星付近 次元深深度


ピ、ピ、ピ、ピ


無機質な部屋に一定の間隔で電子音が鳴り響く。

床にはいくつかの赤いランプが一定間隔で点滅している。


ピ、ピ、ピピ、ピ、ピピ


一定だった電子音が徐々にずれ始め、なにもない部屋に変化をもたらす。


『アドミニストレーター、code09休眠モード解除、申請』


ピ、ピ、ピ、ピピ


code09休眠モード、解除申請…承諾》


部屋の中から、無機質な女性の声が響く。


『続けて擬似肉体のコールドスリープを解除、申請』


《code09の擬似肉体のコールドスリープ解除、承諾。》 


「プシューッ」と霜の降りた一つのカプセルが床から競り上がる。


《擬似肉体、完全解凍処置まで残り30分。肉体破損箇所及び劣化パーツの再構成も同時に進行いたします》


『解凍処置完了までに周辺宙域の索敵及び、コールドスリープ中の施設内のデータアップロード、申請』


《現在、周辺宙域に異常なし。コールドスリープ中の施設内データアップロード申請、承諾。アップロードには18分の所要時間がかかります。》


『アップロードを開始を確認』


《アップロード中のデータ内に破損しているデータが存在します、破損データを避けてアップロードを行いますか?》


『破損データは【マザーシステム】にて修復を要請。残りのデータのアップロード、申請』


code09はマザーシステムへのアクセス権限を所持しておりません。破損データ以外のデータアップロード開始いたします。マザーシステムにアクセスする場合は中将以上の階級または特派研究員の許可が必要となります。》


ピピ、ピピ、ピピ、ピピ


部屋の中に、の声が響き続け、その声は誰かと会話をしているように聞こえる。


『破損データを日付を記載して外部メモリーに保存、申請。後ほどこちらで解析、修復を試みます。』


《破損データの外部メモリー保存、承認。破損データ以外のデータを擬似肉体にアップロードを継続中》


ピピピピ、ピ、ピピ


《データアップロード処理、完了。》


《コールドスリープ解凍作業終了。続けてcode09のマギ・コアを擬似肉体へとアップロードを開始》


擬似肉体へと同期するにつれてデータの波が入り込んでくる。


(6000年も経っているのですね…)


コールドスリープのカプセルから女性の身体が姿を現した。


若葉色の明るい髪、身体には薄く発光している紋様が浮かび上がっている。


(擬似肉体への同期に問題はなさそうですね)


若葉色の髪の女性は、自分の身体を動かし、同期確認を行う。


「システムコール。施設内の機器をすべてオンラインへと移行。続けて施設の状況確認を開始。宇宙空間への浮上時間は、偵察ボット発艦の所要時間のみとする」


《施設内の機器のオンラインへと移行、承諾。艦内、施設の状況確認を開始いたします。船外からの目視確認は48秒間宇宙空間に浮上。浮上には2等級以上の人間もしくは、code No.0009の自立型管理AIの承認が必要です。船外の状況確認。その後次元潜航いたします。》


ようやく部屋の中に二人分の声が響き渡り、6000年もの間、止まっていた時間が、流れ始める。


虹色に輝く5次元空間の深海から浮上を始める船は、とても動いているのが不思議な形状をしていた。

巨大な半分に割られた惑星と、失った半球部分の外縁には回転式けん銃の薬室の形に6つの巨大なコロニーが並ぶ。しかし、残っているコロニーは1つだけ。

船体のあちこちには、戦闘の痕跡が多数残されており、船の重要区画には、月の大きさほどの大穴が空いてしまっていた。



朽ちずに残っていた船内服に着替えた若葉色の髪の女性は、真っ暗な船内を進み、艦橋へとたどり着く。


《これより現実空間に浮上いたします。承認をお願いいたします。》


若葉色の髪の女性は、管理統括CPU【アドミニストレータ】に命令する。


『超弩級惑星型次元潜航船プラントコロニー【ユグドラシル】浮上』


★☆★


読者の皆様、はじめまして作者の加藤 ライゴです。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

誤字脱字、文脈の乱れなど、作者は物書き初心者ですので多々あるかと思いますがその都度修正していきますので暖かく見守ってくださると幸いです。

解釈違いや文脈のつながりの修正いたしますが、ストーリーはかわりませんのでよろしくお願いいたします。

更新ペースは4000文字前後を2日に1回ペースで投稿したいと思っておりますが、間が空いてしまう場合もあります。あらかじめご了承ください。



よろしければ評価★★★、応援♥、フォローをよろしくお願いいたします!


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8/9 本文改修

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