第3話
「申し訳ございません。本日担当させていただきますリトともうします。短い間となりますがよろしくお願いします。」
私は少し困りながら言った。
そして部屋までの道のりを案内する。
部屋に着くまでの間にレストランや大浴場の場所も教えながら進んでいく。
「お嬢ちゃん。わたしゃ食事は部屋で取りたいんだけど。」
「では明日のお食事は部屋までお持ちいたしますね。」
ここでは大体夜の遅い時間にチェックインして夜の食事を取らないで寝て、次の日の朝食をお昼近くの時間帯に食べる人が多い。
だけど個人個人に合わせて食事の時間は変える事も出来るから、変えてほしい時は従業員に言ってくださいと部屋に置いてあるパンフレットに書いてある。
「では、何かありましたら遠慮なくお申し付けくださいませ。失礼します。」
私は女性を部屋まで案内し終わると一礼してからロビーに戻った。
ロビーに戻ってすぐ私は背後から誰かに抱きつかれた。
「ひゃっ!!!!」
「リト〜疲れたよーう。」
後ろから抱きついてきた犯人は同僚の『イズサ』だった。
「ちょっとー!変な声出ちゃったじゃん!!」
「ごめんごめんソーリーソーリー」
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