くまさんとハトさんのないしょバナシ

@09053805858

第1話

どうもこんにちは。クマさんです。ハトさんだよ


くまさん「今日は国について解説していこうと思います。ハトさん、国とは何か考えたことはあるかな?」


ハトさん「うーん、深く考えたことはないけど、人間さん達が住んでるところのこと?」


くまさん「確かに国が成立するには国民が住む土地も重要な要素だね。他にも、自分たちの国の政治を自分たちで決める主権。そこに住む国民がいなければ国として成立しないんだよ」


ハトさん「えー! 土地だけじゃなく、人間さん達が住んでいないと、国として成立しないんだね。じゃあ、例えば自分たちの国の政治を自分たちで決められない場合ってどんなのがあるの?」


くまさん「いい質問だね。歴史上、主権を失った国はたくさんあるんだよ。その中の一例をあげるとすると、日露戦争終結後の1905年11月17日に大日本帝国と大韓帝国が締結した第二次日韓協約という協約によって、大韓帝国の外交権が大日本帝国に取られて主権の一部を失ってしまったんだ。さしずめ大日本帝国は保護国、大韓帝国は被保護国といえるね」


ハトさん「ねー、ねー、くまさん。保護国、被保護国ってのは何?」


くまさん「保護国というのは、保護する国のこと。被保護国は保護される国のことだよ」


ハトさん「へぇー。じゃあ大日本帝国は他の国を守ってくれるいい国なんだね!」


くまさん「ハトさん、それは違うんだ。確かに保護国とは聞こえはいいけど、実際には植民地と変わらない扱いなんだ。大韓帝国では言論、集会、結社の自由が奪われ、日本語による授業が強制される同化政策が行われたんだ。他にも、朝鮮総督府が置かれてその初代総監には伊藤博文が選ばれたりしたよ」


ハトさん「大日本帝国酷い! 大韓帝国の人たちは抵抗しなかったの?」


くまさん「もちろん抵抗したよ。有名なのは三・一独立運動だね。1919年3月1日に日本統治時代の朝鮮で発生した大日本帝国からの独立運動のことで、第一次世界大戦末期の1918年1月、アメリカ合衆国大統領ウッドロウ・ウィルソンにより"十四か条の平和原則"が発表されたことにより、民族自決の意識が高まったことがきっかけとされているよ」


ハトさん「民族自決って何?」


くまさん「民族自決というのは、簡単に言うと各民族・人民が自分たちのことを自分たちで決めることだよ」


ハトさん「そっか、確かに自分のことを他人に決められたら嫌だからね!」


くまさん「そうだね。でも、残念ながらその独立運動は鎮圧されてしまうんだ。こうした武力行使は他の国でも起こっていてドイツでもアドルフ・ヒトラーが組織した突撃隊が他の政治家の集会などを襲撃したりしたんだ。イタリアでは武力を背景にベニート・アミルカレ・アンドレーア・ムッソリーニが...」


ハトさん「ベニート・アルミカン...」


くまさん「ごめんね。名前が長すぎるから今後はムッソリーニと呼称しようか。そのムッソリーニは第一次世界大戦従軍後に同じ退役兵を集めてイタリア戦闘者ファッシおよび国家ファシスト党(PNF)を結党するんだ。そのとき当時の政治学者や哲学者などの思想を取り入れて、新たな政治理論としてファシズムを構築したんだよ。ムッソリーニはファシズムという独自の考えでローマ進軍を行い、独裁体制を築いたんだ」


ハトさん「ファシズムって何? くまさん」


くまさん「ファシズムっていうのは、簡単に言うと独裁主義のことだよ。みんなを自分の思うままに操ったりするんだ」


ハトさん「ムッソリーニさんって悪い人間さんだね。僕許せないよ!」


くまさん「確かに独裁主義は悪い面だけ見られがちだけど、使い方によっては良い結果を生むこともあるんだ」


ハトさん「良い結果って?」


くまさん「例えば、急速な改革を推し進めようとすると反対意見が出てくるよね? 民主主義の場合は反対意見の主張もある程度考慮する必要があるんだけど、独裁主義の場合は独裁者の独断によって国の方針を決めるから意思決定が早いんだ。つまりは、どんな政治にもメリット・デメリットがあってそれを上手く使い分けるのが良い政治というわけだよ」


ハトさん「ごめんねくまさん。僕、独裁主義って悪いことだって頭ごなしに否定してたよ」


くまさん「うんうん。確かに善悪を判断することは悪いことじゃないよ。それを理解した上で、一歩前進して、物事の悪い面だけじゃなく良い面も見つけることが大事なんだ」


ハトさん「ありがとうくまさん。今日は色々と勉強になったよ!」


くまさん「いえいえ、こちらこそ話を聞いてくれてありがとうハトさん! では皆さん、次回もお会いしましょう」


ハトさん「またねー!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る