7/15 モキュメンタリーの怖さを知る

 魔法少女山田を見ながら「トム・ブラウンだ!」と騒いでいた今日この頃。皆さん如何ホラーを楽しんでいますか?


 魔法少女山田、一回目見ました! 全体的に怖いっていうか、もうトム・ブラウンが全部引っさらっていった感じですね。あの「歌うと死ぬ歌」の映像は不気味とか怖いっていうより「これ絶対びっくりフラッシュ化するだろ」って身構えて見てました。地上波でそんなことはしないよ! でもそうじゃないってわかっていても身構えちゃうっていうのがトラウマって奴なんですね。身に染みてわかりました。


 魔法少女山田はもう少しいろいろわかってから詳しく語るとして、魚モキュを進めながら気が付いたことをちょっと話します。モキュメンタリーの書き方って独特だなあって話です。


 まず、モキュメンタリーの特徴は「地の文が使えない」ってところです。映像的、脚本形式になりやすいです。『残穢』のように主人公を定めて調査をしていく形式にすれば主人公の考察という形で情報の整理ができますが、『近畿地方のある場所について』のような形式にするとこれがかなり難しくなります。


 他の作品読んでもらうとわかると思うのですが、自分は結構地の文で主人公の心理描写をぽにゃぽにゃやるのが好きです。でも全部心情を語るのではなく、細かい行動を加えて心理をより強調させる、みたいなのが好みなのです。今度連載する『流砂の底』の長編ではそういう手法をめっちゃ使っているのですが……


 モキュメンタリーで心理描写、無理じゃね( ^ω^ )?


 3万字くらい書いて絶望的なことに気が付いてしまった僕ちゃんです。まずい。心理描写で文字数を稼ぐのが実質無理なのではこれは……となっております。いや、冷静に考えろ。俺は情景も書けるんだ。心理描写をぶっ飛ばした情景をじゅじゅっと書けば、あるいは……


 モキュメンタリーで情景描写も、まあまあきつくね( ^ω^ )?


 うおおおおお!


 いつも読んでるのがルポルタージュ系だけど、多分こういう文章書くの難しい! 『縛シバ』でもwikipedia風にまとめた事件概要の部分が結構時間かかってるんだよ! これ書くためにいろんな殺人事件のwikipedia読みまくったんだよ!


 まーたアレをやんなきゃならんのか! ならんのか!


 気が付くのが遅いですよ。でも走り始めてしまった魚は止まらないんです。そもそも、さっき「魚」と学園がリンクしたって喜んでいるような進捗状況なんです。こういうのは10分くらいで書けるって言うのに、どうして「魚モキュ」はあんなに進まないというのだ……。いや、全体像を掴んで書いてないからなんだけどさ。


 そういうわけで、大体3万字くらい書きました。目標の8万字まではあと5万字。結構折り返しが見えてきました。ただ来週は全ての進捗が見込めない状況になるので、今週中に4~5万字に突入して、全体像を把握したい。


 この期に及んで、まだ長編小説の全体像を把握してないアホな人は魚に食べられればいい。しかもモキュメンタリーだぜ。出たとこ勝負で書いてるの。あはは。

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