りとるびたーバレンタイン

ぽんた

第1話

もうすぐバレンタイン。

女の子がすきな男の子にチョコレートをわたして気持ちを伝える日。


「どうせもらえないんだよなぁ...」


だって...おれがすきな女の子、小林穂乃香こばやしほのかちゃんがチョコをわたす相手は、おれじゃなくて、おれの親友の南圭祐みなみけいすけくんだから。


「...よし、もうねてしまおう!

おやすみ!!」


気持ちがモヤモヤする時は、ねたらいいって、お父さんが言ってた!



「みなと!おはよう!」

「おはよう!!」


きのうよりは頭がスッキリしている。

南圭祐こと、“けいちゃん”にあいさつされても、ニコニコすることができる。


「あのさ、今日...」

「うん?」

「その、バレンタインだよな...」

「けいちゃんならもらえるって!」

「そうかな...。おれよりみなとの方がもらえるんじゃない?」

「おれ?」

「うん。サッカーうまいし、走るのはやいし。」


サッカーができて、走るのがはやくても、

好きな女の子に好きになってもらえないとなぁ...。


「そんなほめられると照れるって...!

けいちゃん大丈夫だって!!」


話をしていたら、さっそくけいちゃんの近くにほのかちゃんが。


「......!」

「??」


あれ?けいちゃんにチョコをわたしに来たんじゃないのか?



今日のほのかちゃん、なんかすっごくおかしい!!昼休みにサッカーする前に、声をかけてみよう。


「ほのかちゃん!」

「ぅわっ!!!」

「おどろきすぎだよ!!どうしたの?」

「みなとくんには関係ない。」

「わかった!けいちゃんにチョコわたすんでしょ?」

「なっ!」


なんてわかりやすいリアクション...!

いろんな表情があるところがすきなんだよな...はぁ...。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る