第5話◇一緒にお風呂で◇
「んぅ……お湯がおまたに染みるよぉ……ッ」
「だから無理するなっていったのに」
「だってぇ。お父さんと一緒に入りたかったんだもん」
ベッドの上でドロドロになるまで愛し合った俺達。
義理とはいえ家族である娘を襲ってしまった俺は、裂傷でもできていやしないかと心配したのだが、彼女はむしろ積極的に俺を求めてくれた。
「身体は大丈夫か?」
「うん。幸せな気持ちの方が強くて……ちょっとヒリヒリする以外は全然平気」
ペロッと舌を出して照れて見せる友梨佳。
なんて可愛いんだ。
「んにゃぁ……♡ 頭も撫でられるの、好きだなぁ……」
「友梨佳は昔から頭ナデナデが好きだったな」
「うん。お父さんに撫でられると……すごく、優しい気持ちになるの。でもね、私、初めて性を自覚したの、お父さんに撫でてもらった日、なんだよね」
「衝撃の事実だ」
衝撃的告白に唖然となる。
「その頃からだなぁ。お父さんのこと男の人ってちゃんと意識しだしたの」
「まだ年齢一桁の頃だよなそれって」
「うん。だから、初めは戸惑いの方が強かったよ。一番最初に会った時から、凄くかっこよくて、優しくて……お母さんはお父さんの悪口言ってたけど、私は初めて会ったときから好きだったよ。恥ずかしくて上手く喋れなかったけど」
「もしかして小さい頃俺を避けてたのはなじめないからじゃなくて」
「うん、恥ずかしくて、どうしたらいいのか分からなかったから」
「そうか。良かった」
俺は安堵した気持ちを表すように友梨佳の頭をもう一度撫でた。
「お父さんにナデナデされると凄く気持ち良い。色んな意味で興奮しちゃう」
「友梨佳はエッチな女の子だったんだな」
「違うもんッ。お父さんが好きすぎてエッチになっちゃうだけだもんっ」
男冥利に尽きるというものだ。
友梨佳を感じさせることができているという事実が俺の承認欲求を満たしてくれる。
俺は後ろから彼女の身体を抱きしめる。
「友梨佳が俺のものだって証拠を残しちゃおうかな。他の男が近寄ってこられないように」
「そんなことしなくても、私はお父さんのもの、だから」
本当にキスマークまではつかないように軽めにキスを繰り返す。
友梨佳も俺が本気で付けるつもりはないことを理解しているのかキスを楽しんでいた。
「なんかムラムラしてきた」
「それは男の台詞だぞ、って、おいおいこれ以上は流石に無理だろ」
友梨佳はトロリと扇情的な赤ら顔で腰をくねらせる。
「でも辛いでしょ」
「まあ、あれだ。お父さんは大人だからそこは理性でなんとかなる。しばらくすれば収まるだろう」
「無理やり襲ったのに?」
ニヤニヤと悪戯っぽい笑顔。いつもの調子に戻ったことに安堵した。
「それは言わないでくれたまえ。もう暗い感情はないから我慢できなくなるなんてことはないからな。ちゃんと身体を大事にしてほしい」
「もう、冗談なのに真剣に答えないでよ。やりにくいじゃない。でもありがと、嬉しいな」
友梨佳は身体を反転させて胸板に顔を埋める。スリスリと甘えてくる可愛らしい笑顔にますますいきり立った。
「私、普通の恋愛しなくて良かった……こんなに大っきいのが丁度収まっちゃうくらいだったら、普通の人じゃ一番気持ちイイところに届かないもんね」
「ああそうだな。友梨佳の身体は俺のために神様がカスタマイズしてくれたらしい」
考えてみれば身長が140センチくらいしかないのに人体の神秘とは凄まじい。
◇◇◇
身体を洗い流してボディーソープで互いの身体を洗い合った。
友梨佳の小さな手が泡塗れのスポンジを上下させて背中を擦ってくれる。
こういうイチャイチャもまた違う心地よさだ。癒されるな。
「お客さん、初めてですかぁ?」
「どこで覚えてくるんだそんな台詞……またエッチな動画か?」
「そうだよ~、お父さんに喜んで欲しくていっぱい勉強したもん」
見ている動画の種類はどうかとも思うが、なんだかいじらしい姿に愛おしさが募ってくる。
しかし、不意に背中を擦る手を止めて肩に手をおいた。
「ねえお父さん」
「ん? どうした?」
「もうそういうお店、いかないよね……」
背中越しに伝わる不安そうな声に心臓がドキリとなる。
妻と別れて、性欲の発散が仕切れなかった俺は本当に時々だが大人の店で世話になった事もあった。
とはいってもこのサイズだ。はっきりいって歓迎されない。
向こうもプロなので一応させてくれるものの、やはり女性と繋がりたいという欲求は満たされることはなかった。
仕事にならなくなると言われて返金後に追い出されたことすらある。
何度行ってもいい顔をされないのでそのうちやめてしまったが、どうやら友梨佳にはしっかりバレていたらしい。
「他の女の人とするの、嫌だよ。お父さんの性欲は全部わたしが引き受けるから、もうエッチなお店には行かないで欲しい」
スポンジを床に落として背中にしがみ付いてくる友梨佳の手を握る。
ダメな父親だ。
「どんなことでも受け入れるから。お父さんがやりたいこと、全部叶えるから……だから、私だけにぶつけてほしい」
「ああ。もう行かないよ。ゴメンな。俺はダメな父親だ」
フルフルと首を振って涙を拭く友梨佳。その表情をみていると過去の自分の行いを恥じた。
しかし気を取り直すように笑顔を見せてくれる。
「うん。じゃあ早速、してみよっか」
「それも勉強したの?」
「へへ~。動画見ながらぬいぐるみとビーズクッションでいっぱい練習したんだよ」
なんだか可愛いことをいう友梨佳はボディーソープを手に取って身体に塗り始める。
ぬいぐるみ相手に練習する姿はなんだかシュールで微笑ましいな。
小さな身体に見合わぬ豊かなバストをヌルヌルにして背中にピタリとくっ付くと、そのまま身体全部を上下させて俺の背中に擦りつけてくれる。
子供の頃には一緒にお風呂に入って洗いっこしながら遊んだものだが、今ではまったく意味合いが違う。
「えへへ……なんだか子供の頃を思い出すね」
「同じ事を考えていたよ」
……
……
……
熱く火照った身体からは大量の汗が噴き出し、俺達はもう一度お湯で温まってから風呂を出た。
流石に疲労が限界に達したのか、一緒にベッドに入った友梨佳はすぐに可愛い寝息を立て始めたのだった。
こうして、俺達が結ばれた初めての夜は過ぎていった。
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