神獣の異界創世記
月野白雪
第一章:セレスティアの誕生
虚無が果てしなく広がる宇宙に、セレスティアという星が生まれた。そこに現れたのは、創造の力を宿した名もなき女神。彼女の手には神造兵装が輝き、混沌を切り裂く力が宿っていた。
最初に生まれたのはバハムート——正義を愛する龍が巨大な翼を広げ、空と海を分け、星に最初の境界を与えた。次に、フェンリルとハティが現れた。意地っ張りで思いやりあるフェンリルが時間を、遊ぶのが大好きなハティが空間を紡ぎ、星に流れと広がりを与えた。ケルベロスは三つの頭を揺らし、生と死の結界を守り、命のサイクルを星に刻んだ。そして、シルヴァリオス——八つの頭を持つ銀色の蛇竜——が現れた。泣き虫で甘えん坊なその獣は、八つの頭で女神に寄り添い、星の光を操る神剣として輝いた。
彼女のそばには神々が集い、それぞれの力を振るった。法則の神が星の環境を整え、大地の創造神が土を敷き、海の創造神が水を流し、空の創造神が風を呼び、生物の神が命の種を植え、芸術の神が美を吹き込んだ。女神は静かに願った——「生きとし生けるものが幸せであるように」と。その声は、セレスティアの最初の響きとなり、星に命が芽生えた。
時は流れ、星に住む者たちが生まれた。その中の一人、ルナリアという娘がいた。彼女は女神の依代として選ばれ、セレスティアの歴史を静かに見守っていた。長い年月が過ぎ、星の運命は変わりゆく中で、彼女はある日、不思議な存在——レイエル——と出会うことになる。
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