第10話 へっw(シスコンの悪魔が笑ってます)

 ―いつかの昼休み。


「D。教室帰るよ」

「へーい」


 我の学校は女子の着替えるところが離れている。めんどくさ。

 帰っている途中にまた事件に遭遇した。


〇〇てさぁ、めんどくさいよねぇ」

「あれれー?Uちゃん。なんか言ったかなぁ?」

「ひっ。〇〇のお姉ちゃん!?」

「うん〜。そうだけど〜?今のはいじめのに入っちゃうけどいいのかなぁ?」

「すみません!ごめんなさい!」

「これ以上言ったら次はこうだからね?」


 ぐしゃっと、手に持ってた紙を握る。


「はい!もうしません!」


 そんなに我が怖かったのか廊下ダッシュで教室に帰っていった。途中でずっこけたけど。へっwざまぁ。


「D。悪魔みたいだよ」

「え!?なにが?」

「その笑顔は天使だけど、悪いこと考えると悪魔だぞ」

「そんなことないない〜」


 さぁ、どうしようかな。我のメインデッシュ、TMG。煮るなり焼くなりしてやる。


「あ、悪魔現れた」

「え?」

「天使に戻った」

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