ホス狂協奏曲

秋犬

出会い

ひとり夜の街に座り込む。

みんな嫌い。大嫌い。


「こんなところでどうしたの?」


目の前にすらっとした男の人がいる。

やばい。犯される。

逃げよう。


「大丈夫です」


でも男の人は声をかけてくる。


「行くところないなら話だけでも聞こうか?この近くに店があるんだ」


やばくなったら逃げればいいか。

私は男の人についていくことにした。


「君いくつ?24歳?」

「20」

「マジで?すごく大人っぽく見えるよ。学生?」

「専門卒です。今年卒業した」

「へえ、何の?」

「声優」

「うわー今時っぽい!」


無理に話に合わせようとしないで

何だか恥ずかしい。


「ほら着いた。さあこっち」


案内された店を見てビビった。

ホストクラブだ。


「ちょっと店の隅借りて話すだけだから」


すごく豪華でギラギラしてる。

たくさんの男の人が挨拶してくる。

しかもみんないい匂いがする。


すごい。なにここ。

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