第10話 FatelityGachaOnlineの運ガチャ③

「ナイトバロンの生配信~ 友人のガチャ検証 ソシャゲで5万課金 結果やべーことになった~の続き~」

「わー、パフパフパフ」

「今回の配信は、なんと公式コラボです」

「ん?どゆこと???」

「今日の配信は公式アーカイブとしてリンクされることが決定しました。&公式さんがリモート参加します」

「ってことでよろしくお願いします。先にこれだけは言わせてください。

 我々は何一つデータや確率等をいじったりしていません。

 その上でこの配信を楽しみましょう」

「ほへー」

「今回の目玉って、やっぱEX?」

「ですです」

纏めの速報担当:割込みしてすみません

纏めの速報担当:昨日の鬼引きで既にEXが16枚出てます

:は?

「「「は?」」」


「ちょっと待て、全20枚のうち、もう16枚出てるの?」

纏めの速報担当:切り抜き部隊が頑張ってまとめてるから、そのうち上がります

纏めの速報担当:んで、本題

纏めの速報担当:選択玉にEXの残りがあれば、選んでいただけると助かります

纏めの速報担当:公式さんの今のリーク情報だと、あと4枚あるハズなのでよろしくお願いします


「やらかしました」


「区別着くのかな」

「大丈夫、所持していないカードは判るようになってます」

「んじゃ、4枚は確定 っと」

「残りの16枚は何を選べばいいんだろう」

「みんなに聞こうぜ」

「だね」

「そこには口を出せません」


「それじゃ、選択リストオーーープン」

「ほいほい」

「最上段の4枚、EXで未ってなってるから、コレのことですよね?」

「はい」

「りょ」ポチポチ


 リストにはEXが16種と、人気の高いSS、SSSが多数。


「あれっ?EXが16種しか無いですよ?」

「ここにない4種はガチャ限定です。自力で引いてください」

「シークレットEXってこと?」

「そうなります」

「でも、略すとアレじゃない?」

「ん?   その略し方はだめーーーーっ!!」

「あーーー、ごめんなさい」

「EXシークレットで^^」




「ところで実プレイの配信は?」

「まだ考えてないです。とりあえずチュートリアルから始める予定です」

「用心して録画だけはしといて欲しいな」

「覚えてたらね」



運試し生配信(実際はアーカイブ)でバズるが、本人は与り知らぬこととして放置してる公爵キミタカ

放置ってより、ゲームにどっぷりと嵌ってて、配信まで気が回ってない様子。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る