第3話
続けて待ち合わせ場所を決めてヨルはトラオにメールを送信した。
トラオにはなんどか過去の話をちらつかせて喋った事があるから少しはわかってくれるだろうとヨルなりに思った。
五月とはいえ夜は肌寒い。厚着をして行く待ち合わせ場所まで歩いて行った。
━公園
夜空に浮かぶ雲を照らす月のあかりはどこまでも深淵さを醸し出していた。
それほど広くはない。ブランコ、ジャングルジム、砂場、シーソ-が設置してある。
ブランコは、緩やかな風に揺られている。外灯に照らせているものの薄暗い。月あかりでうっすら先を確認できるが周りを見渡しても黒の支配下におかれているのは一目瞭然だ。
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