第3話 バーフバリ 伝説誕生
http://www.baahubali-movie.com/sp/theater_densetsu.html
王国の正統な王が殺されて息子は川に流され優しい養母に拾われる。やがて川の滝の上にある王国に向かい……。滝に挑むあたりが日本人の大好きな鯉を思い起こさせる冒頭と圧倒的な映像美の世界、タミル語系のインド映画に多くの人を惹きつけた神話的世界観。
これは映画の本筋とは関係なくインド文化圏の話ですが……
簡単にいうとインドには北部と南部があり、北部はインドアーリア語族(ケルト人などにも繋がる僧王貴族市民奴隷の社会と三位一体を掲げる民族)、南部がドラヴィダ系(古代文明インダス文明を生んだ、その後イラン高原からきたインドアーリア語族に押されて南進)が多くドラヴィダ系はインドアーリア語族に押されてしまう……!
インドアーリア語族は北部では自分達を身分の上に据えてドラヴィダ系をカーストの外に追いやって差別したり、ペルシアと文化交流をしたりしてます。
そして先に有名になったインド映画のボリウッドは北部なんですが。
こちらは南部の映画。シュメールとの繋がりも噂されるインダス文明を生んだドラヴィダ系なのですが、一言で言うと強い女性像が感じられます。
謎の女王が噂として聞こえてくる。囚われの女王、救わなければ……しかし、当の女王はぼろを着せられて地下牢に囚われ……鎖を繋がれ……って、風が吹いたら最初の印象が全て変わります。
女性像にある女神的強さに痺れました。育てのお母さんもかっこいいし、生みの親おばあちゃんにいたるまで女の人たちみんなかっこいい。そしてダンスの優雅さと戦闘の描写の巧みさ、神話的世界観にある大軍勢での戦い、作戦構築が非常に素晴らしく名作です。
冒頭は入りやすい英雄譚的な仕上がりですが、中盤から失われし英雄譚に変わっていく。
音楽もダンスもリズムの感覚が鋭敏。
そして俳優さんたちもドラヴィダ系なのでみんな目が大きく頬が丸く髭が濃く、と日本で言うと一番近いのは沖縄系の顔をしています。
沖縄も太平洋系だし、タミル語の人たちもインドネシア方面に進出してるので(ブッダの言葉に一番近いのはインドネシアとも)似たようなものを感じるのは間違ってないのかもしれません。
主人公はヒロインに対して今の基準でいうとセクハラではないか?と思うところもあるのですが神話として見ると納得する部分もあり。
面白かったら沖田瑞穂先生の災禍の神話学につなげてもいいとおもいます。
(バーフバリの解説がある)
https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309228938/
https://x.com/amrtamanthana?s=21&t=RvhNfwRUGnY91jJWxxcyug
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