星、満ちる。

月白ゆきの

『星、満ちる。』

第1話

路頭に迷って、一か月くらいの頃だった。


まだ、14歳のオレは、雪降る寒い中、市営住宅地の物陰で、ごろごろするしかなかった。


もう、家には帰れない。


最近の生活といったら、

ゴミを置いていく人を見ては、食べられるものがないか それをあさる。


生ゴミから見つけた、魚の骨を吸って、ぼんやり夜の空を見上げた。


父さんとケンカして、家を飛び出したはずなのに、何でケンカしたのか覚えていない。

腹が立ちすぎてたのかな、と 思っていると、傘を差したどこかの男性が時間外にゴミを出しに来た。


その人がいなくなると、オレは ゴミ袋をあさった。

すると、新品の毛布が入っていた。


新品を捨てるなんて、なんて罰あたりなんだろう、と思いながら、喜んで丸まった。


数分後、またゴミ袋が置いてあった。

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