星、満ちる。
月白ゆきの
『星、満ちる。』
第1話
路頭に迷って、一か月くらいの頃だった。
まだ、14歳のオレは、雪降る寒い中、市営住宅地の物陰で、ごろごろするしかなかった。
もう、家には帰れない。
最近の生活といったら、
ゴミを置いていく人を見ては、食べられるものがないか それをあさる。
生ゴミから見つけた、魚の骨を吸って、ぼんやり夜の空を見上げた。
父さんとケンカして、家を飛び出したはずなのに、何でケンカしたのか覚えていない。
腹が立ちすぎてたのかな、と 思っていると、傘を差したどこかの男性が時間外にゴミを出しに来た。
その人がいなくなると、オレは ゴミ袋をあさった。
すると、新品の毛布が入っていた。
新品を捨てるなんて、なんて罰あたりなんだろう、と思いながら、喜んで丸まった。
数分後、またゴミ袋が置いてあった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます