第22話

「わたしの好きな先生は、あなたの作った『私たちの存在』を、見る事が出来る。


さて、お勉強よ。


あなたは、人は、どうやって目で見えるのか、知ってる?」


・・・?


え?


「人間の目には、二種類の、物を見分ける細胞があって、

片方は色を見分けるもの。

もう片方は、明暗を見分けるもの。


その中で、ヨードプシンっていう、色を見分ける細胞は、普通の人は、3色分持ってるの。


時々、4色もってるひとも生まれる。


先生の場合、8色見える。

8色見られて、やっと私たちが、見える。


先生みたい人は、何人もいるけど、

あなたは、その 頂点にいるの。


あなたは、17色見えるらしいの。


あまりに目で見る情報が多すぎて、

あなたの脳は、まともに保っていられない。

『狂う』のよ。

だから、あなたは“ナミ”って子に、

『脳の管理』をしてもらってる。

『必要最小限』の情報しか、脳に入れてない。

だから、狂わないよう、

『過去を消した』の。」



「何言ってるか、全然…。」


「いいのよ、今、私が話した事も、全部忘れるんだから。」



オレは、今

変になっている。


混沌。


目眩がする。

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