登場人物紹介 1


🌸『春の裾』 登場人物🌸



🏰トレバート家🏰


英国王室からの信頼もある、格式ある公爵家。3世代前くらいは栄華を極めていたが、最近は商業で成り上がった貴族の台頭で衰退気味。ロンドンに豪邸を構え、他貴族たちの交流の場ともなっている。



👑ダグラス・マキシミリアム・トレバート公爵


56歳、トレバート家の現当主。伝統と格式を重んじる亭主関白系だが、ちょっと大雑把。本当に家を気にかけているというよりかは、父と祖父が築いた財産と地位を「現状維持で守る」保守派。

「家の格式を落とさなければ、それでいい」

何事も無難に済ます。酒好き。



🤴🏼ウィリアム・マキシミリアム・トレバート


30歳 長男。幼い頃からプレッシャーを受けてきたせいで、反動で放蕩貴族気味。軽薄で女好き、執務はほとんど次男に任せて遊びかまけている。父と仲が悪い。



🌼ジェームズ・マキシミリアム・トレバート


28歳 優しく穏やか、真面目で誠実な次男。しかしかなり奥手で、現食器集めや機械いじりが趣味の現代でいえば、「冴えない童貞オタク」系の青年。ジゼルには優しく、ちょっと惚れてる。(けど何もできない)



🃏ユアン・マキリミリアム・トレバート


24歳 表向きは優しく爽やかな好青年の三男。みんなに愛される末っ子。が、裏の顔は街の高級娼館を牛耳る変態サディストの遊び人。しかしただの快楽主義者ではなく、独自の美学と哲学を持つ知識人でもある。何よりも自由を愛し、「この世界を存分に楽しむ」という信念のもと、その天才的策略で「最適ポジション」を保っている。

ユアンの本性を知るものはほんの一握り。



🌻マリー・シモン・トレバート


48歳。トレバート公爵夫人。良妻賢母、穏やかで優しい。おっとりしていてあまり目立たず、家のことにもあまり口出ししない。多分ジェームズは母似。


🧊レヴィア・フェリス・トレバート


26歳 名門フェリス家からウィリアムに嫁いできたお嬢様。プライドが高く、軽薄なウィリアムを見下し、彼にあからさまに冷たい。ツンとしていて、屋敷では「氷の女王」と呼ばれている。が、心の奥底では本当はウィリアムに愛されたいと思っている。


👧🏼アリス・マキシミリアム・トレバート


2歳。長男ウィリアムとその妻レヴィアの第一子女。まだ幼い。(そりゃそうだ)



🌟ジゼル・アリア・トレバート


22歳、デンマーク、コペンハーゲン郊外のミッテルセン領主の一人娘だったが、ジェームズの妻として嫁いできた。義弟のユアンの本性を知ってしまった唯一のトレバートの者。陰謀とパワーゲームが渦巻くイギリス社交界で生き抜くため、賢く強くあろうとする、行動力と観察眼のある娘。ユアンの一目惚れ(?)の相手



🐩ジュリエッタ・シャルル・トレバート


18歳 、ユアンの妻。フランス・パリの成金貴族シャルル家から嫁いできた。「香水づけのトイプードル」と周りから密かに呼ばれている、お洒落とお買い物と甘いお菓子にしか興味がない馬鹿でワガママなお嬢様。



🕯️屋敷人物🕯️


🤵🏻‍♂️キース・ロバート


執事長。堅実で忠誠心があり、この家は彼がいるから回っている。



🧵コレット・バーム


19歳。ジゼルの唯一の侍女。実はロイヤル・ローズ出身の娼婦の娘だが、ユアンの手助けでトレバート家に奉公。ユアンの右腕として働く。本人は誠実で、この世界を自分の意思で生きたいという志を持つ強かな少女。



✂️ナット

田舎育ちの庭師。裏ではエルヴァールやユアンなどから小遣いをもらっていろんな雑用をこなしている。



💐屋敷によくやってくるトレバート家周辺人物💐


🌷エルヴァール・ヒル・ヒューストン


17歳、ロンドンの反対側に住む下流貴族の末っ子だが、儚げな美男子。ユアンに首ったけで、隙を見ては屋敷に忍び込んで逢瀬を重ねるメンヘラボーイ。

が、ユアンは彼を拒むことも深入りすることもせず、絶妙な距離を保っている。



🧳ホフマット卿


マリー・シモン・トレバートの親戚で、しばらくトレバート家に居候している。表向きは、酒と女好きな無害なおっさんとして通っているが、何気にユアンと裏で取引していたりする。

ちょっと公にはできない珍品を密かに集めるのが趣味。



💅🏻 メリル・ハートレー


23歳、下級貴族の娘 。

ユアンの真の顔は何も知らず、「完璧な貴公子様!」と好意を持って近づいている。が、あまり考えが深いタイプではないので、いい駒として扱われている(かわいそう笑)



💄 マリアンヌ・シモンズ


32歳。没落しかけの伯爵夫人。夫はあまり家におらず、ほぼ別居中。

自分の美貌と社交術でどうにか「上流階級の表舞台」に居座り続けようとしている。ゴシップを嗅ぎ回るのが得意。


💠サーシー・セルベット夫人

38歳。40歳

セルベット侯爵家の夫人として「公爵家にも口を出せる立場」なので、態度がでかい。が、格式が上のトレバート家には直接対立はできず、あくまで嫌味とマウントで牽制するスタイル。「情報ネットワークの中心」みたいなポジ。



🥀 クロノン卿



54歳、名門の子爵家。「高貴な血統」を自負しているが、実際は「権威だけ」の男で、大した力はない。娼館や若いメイドにちょっかいを出そうとしている典型的なクソ貴族。

ただし、ロイヤル・ローズには入れないタイプ。(つーかインポなのに…笑)




👥その他の人物👥


🌲クリスチャン・フレデリク・ミッテルセン伯爵(Greve af Middelsens)

ジゼルの父で、デンマーク王室の顧問官であり、ミッテルセン領(デンマークの南部、王室直属の広大な土地)の領主。王室からの信頼も厚い知的な政治家だが領民にも優しく、器の広い人間で、ジゼルに「人の世を渡り歩く」コツを教えた人物でもある。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る