一(八月)

夏休み。

学校から帰ると、自分の部屋に閉じこもる毎日が続く。

参考書を買うといって父にもらったお金で、ライトノベルを買う。

それでも、中間試験はまずまずの点数だった。

そして、夏休みが始まった。

夏休みが始まると、誰もいない家には居づらくて、市内の図書館へ。

図書館でも、ファンタジーやライトノベルを読む。

図書館にいるときだけは、何もかも忘れることができる。

父には、毎日昼間は図書館で勉強をしている、と言った。

そんな風にしていて、夏休みは終わった。

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