第27話

「この中に入りたくないよ」


だって鉄格子の檻だヵら、万が一閉じ込められたら危ないし。


「そんなこと言わないで、お願い」


本当に嫌だった。


「入ると危なそうだから・・・」


絶対入りたくなかった。私は頑固拒否した。


冷や汗が流れる。まつりちゃんの心配な気持ちは分かるけど、


座敷牢に大きな藁人形、無理だった。近寄りたくなかった。


2人で言い争ってるその時、



コツン・・・



足音が聞こえた。


コツン、コツン、


やばい!と思った私は、隠れるところはないか探したけど、一つしかなくて、


それは大きい藁人形の後ろ、ここしかなかった。


もう、こうするしかなくて、藁人形の後ろに隠れた。


息をひそめていると、ライトがところどころ照らされる。そして、


かわいい声が聞こえた。


「隠れたって無駄だよ。ねずみさん出ておいで。」


くすくすくすくすくすくすくすくす


不気味な笑いがこだまする。

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