プロローグ

第1話

どんどんどんどん壊れていく そんな経験はありませんか?

私の始まりは転校でした。

東京に住んでいたけど、北海道に転校しました。


私は内気だから友達ができるか心配だったんだけど

奇跡的に生まれて初めて友達ができました。


名前はひな子ちゃんといって、とってもかわいい女の子でした。


くるみのような大きい瞳、卵の白身のような白い肌、ココア色のふんわりとした巻き毛、いちごの誕生日ケーキみたいな、白とピンクのフリフリの

スカートを着ていて、

まるで、フランス人形みたいだった。


それに比べてわたしはというと、

地味な格好をしている。

チョコ色の目に、腰まであるロングストレートヘア。

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