第4話 ふーん

体調不良でもう書けそうにありません

申し訳ない







かろうじてできたのは身体強化だ。そこにあったて鉄棒を握りつぶせるくらいのものだ。これでとケン君にに言わせれば初級の初級できないと魔術はやらないほうがいいと言われるレベルだ。コユさんに調べてもらったところ魔力量は今まで測ってきた人間の平均はあるらしい。いやないらしい。ここで魔力量で物を言わせる無双物語は文字通り夢想に終わる。


お主には修行が必要かもしれんな?


修行なぜ僕が?


また昨日みたいな頭のおかしいやつに襲われたらたまらんだろう。その時私達がついているとは思うが、絶対に守れるという保証はない。安心しろ過去に身体強化だけ鍛えたら熊に殴り勝てた魔術師もいるらしいぞ。

何とも微妙な例えだ。とても安心材料になるとは思えない。


とにかく今からでも遅くないここでやるぞ!

夜の河川敷だ。人は滅多にこない。もしおじいちゃんが夜の散歩に来たとしても俺が剣道の素振りをしているようにしか見えない


静まり返った部屋の中心に立ち、ゆっくりと深呼吸をする。指先がわずかに震えた。空気が張り詰め、まるで部屋全体が息をひそめてこちらを見つめているようだ。


「……集中。」


小さくつぶやき、右手を前に差し出す。指先から手のひらへ、意識を集中させると、空気がかすかに揺らいだ。目を閉じ、心の中で何度も唱えた呪文を思い返す。言葉のひとつひとつが脳裏で反響し、内側から熱を帯びた何かがこみ上げてくる。


——ブレイズ


その瞬間、指先に暖かさが宿った。目を開けると、小さな炎がふわりと現れ、手のひらの上で静かに揺れていた。だが、油断したのも束の間、炎は不安定に瞬き、かき消えるように消滅した。


「……くそっ、またか。」


浅く息を吐き、手のひらを握り締める。失敗の悔しさがこみ上げるが、同時に確かな手応えもあった。今の感覚を忘れないよう、指先を見つめる。


もう一度、深呼吸。今度は両手を使い、空気をつかむような動作をゆっくりと行う。周囲の気配を感じ取り、何かを引き寄せるように意識を集中させる。


声に力を込めた瞬間、指先から放たれた光が再び形を成した。今度は炎ではなく、淡い光球が静かに宙に浮かぶ。微かに温かい光が闇夜を照らし、辺りに柔らかな影をつくる。


「……できた。」


小さくつぶやく声が震えていた。失敗を重ねた果てに掴んだわずかな成功。その小さな光は、確かに自分の力で生み出したものだった。


まだ完璧ではない。けれど、この光があれば前に進める。そう信じて、再び両手を掲げた。


ブレイズ、ブレイズ、ブレイズ!


ミラージュ、ブレイズ、


その瞬間俺は炎に包まれた。あっけにとられていると次第に炎が晴れた。本当のブレイズというのはこういうものだ。待て待てなぜ俺はケガをしていない。


それはミラージュ、いわゆる幻惑魔法を放ったからだ。幻惑魔法は使える魔法なら幻惑魔法にできる。まぁ幻惑魔法しかできないものもおるがな、しかしこの魔法本物そっくりの魔法が使えフェイントに使えると思いきや本来の魔術量の同じだけ消費する。てんで使うメリットが見つからない魔法じゃ


そうなのか、俺は感心する。全部が全部役に立つってわけじゃないんだな。



ではご主人様、今度は私と打ち合いましょう。その件で殺す気でかかってきてください。

そう言われて剣を渡された、

言われ通りに俺はケン君と対峙する


俺は上から一刀両断の構えでケン君に詰め寄る

その瞬間上からの攻撃は弾かれその刹那腹に一突き‥寸止めはされたが実戦なら普通に死んでいた。


反応はできてます。しかし力だ足りていません。これからは筋トレしてください!


身体強化で、筋トレをするとどうやら普段の筋トレより筋肉がつくのが早いらしい。


はぁはぁ使えた‥

俺が四つん這いになって肩で呼吸していると


ほお特訓ですか‥


殊勝なことだ


そいつは四つん這いになった俺の背中の上に足を組んで座っていた。


俺たちは戦闘態勢をとる


いやはや身構えないでもらいたい。私は君たちにあいさつに来た。気に病んだら申し訳ない。これをやろう


何やら紙袋を渡された


‥これは?


ティーパックだ。紅茶が好きと聞いてな高級店のだ自分で言うのものなんだけど奮発したぞ


では


ちょっとまてよ

(逆にこっちが呼び飛べてしまった)


なにが、なにがもくてきなんだよ!?


だから挨拶だと言ったろう。顔も分からないやつに殺されたら成仏できるか?


男はニヤッと笑った



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る