第5話
だけど、今まで私達の間に引いてきた一本の白いラインがキミの勇気で消えかけている。
キミは越えて欲しくない線を、越えようとしている。私はキミを好きでいるためにそれを全力で止めなければならない。
「ごめんなさい」
好きだから。好きだから私はキミとこのままの距離で、このままの関係でいたいの。
「……わかった。理由、聞いてもいい?」
「っ」
友達の関係でいたいから。友達以上にはなれないから。好きじゃないから。他に好きな人がいるから。
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