成長と習い事
こいつとは中学から一緒で何かと絡んで来てた
典型的なボンボンの見栄っ張りだ
そして人を下に見る根性悪
性根が腐ってるんだろう、徒党を組んで女子にちょっかい出したりやたらと喧嘩を吹っ掛けたりとどうしようも無い屑だ
親の影響なんだろう、不動産成金で金にモノを言わせて県議会議員になり今は市長さんだ
次の県知事を狙ってやがる
しかし悪い噂も多く暴力団と繋がってるとか、借金してる女性を風俗店で働かせて借金を回収させてるとか┅┅┅┅親も子も同じ穴のムジナか
はぁぁぁ~朝風呂は最高だな!
昨日殴られたアザとかキズがスッカリ無くなってる
顔の腫れも全然無い、やはりあの果実、何か効能があるんだな
それに体が軽いし力が湧いてくる感じだ┅┅
「おはよ┅┅お兄ちゃん?なんか背が伸びてない?顔も?」
「ん?そうかな?それより香織┅┅なんか大人ぽく成ってるぞ?そのなんだ┅胸が大きくなった?」
「な、なによスケベ!そんな訳無いでしょ!もぅ!変なお兄ちゃん!べ~だ!」
«うん┅┅朝起きたらなんか張りがあって┅ブラジャー着れなかったんだけど┅パンツも小さくて?太ったのかな?嫌だ!»
確かに香織の体も変化してる様だな┅┅おっぱい大きく成ってるしお尻もだ┅┅肌もしっとりして
あの果実のどれなんだろ?
ちゃんと調べないとな┅┅でも?
凄く綺麗になってお兄ちゃん嬉しいぞ!しかし綺麗過ぎると心配が増えるかな┅┅変な虫は殺す!
「お兄ちゃんの料理はいつも美味しいねぇ~」
「そうかな、後で病院へ行こうな、洗濯干したらで良いから」
「うん♪裏庭の雑草伸びたよ、暇だから帰ったら草取りしようかな」
「それ!畑作ろうと思ってるんだ、今までは仕事で出来なかったけどこれから時間作れるから」
「えっ!コンビニ辞めるの?」
「ああ、新聞配達は辞めたよ、夜の居酒屋もね、コンビニは今週いっぱいで辞める」
「そうなの?何か良い仕事見つかった?」
「ああ、とっても良い仕事だよ、それに実入りも良いんだ
これからは節約しないで済むから、貯金も沢山出来るしお小遣いもだ、医大、何の心配もないぞ
母さんも個室に移って貰うからな」
「その仕事大丈夫なの?変な闇バイトみたいなのじゃ無いでしょうね?」
「んな訳有るか、ちゃんと決まったら説明するから、でも決定した事だからな
証拠にほらお金を見せるよ」
ポンとテーブルに300万円だした
「何これスゴ!ねぇねぇ!やっぱヤバイ仕事なの?こんな大金を!ホント信じて良いんだよね!」
「何を300万円くらいで、だから言っただろ?
これからは金に縛られなくて窮屈な生活はしなくて良いんだ
仕事は真っ当な正しい仕事さ
借金も全部払って失くなってるからな、だからこの家の事や母さんの事も前より見れる様になったんだ」
「そうなんだ┅┅良かった┅だってお兄ちゃん自分の事より家の事ばっかりで┅私の事で無理させてたから┅┅グスッ┅ありがとう!お兄ちゃん!」
「コラコラ!抱きつくな!もぅ何時までも子供なんだから┅┅
でもな?俺は父さんが亡くなってから香織や母さんを守るって決めたんだよ
俺がやらなくちゃってね┅
香織は遠慮なく思った事をすれば良いんだ、その為なら俺は何でもするからさ
金とか心配すんな、お前の元気な笑顔が俺の幸せなんだから」
「お兄ちゃん┅┅じゃあ甘えても良いよね?昔みたいに一緒に寝たりお風呂に入ったり♪
ねっ!良いよね!エヘヘ♪」
「寝るのは良いけどお風呂はどうかな┅┅子供じゃないんだからさ┅やっぱ不味くね?」
「そんな事ないよぉ~♪背中流してあげるからぁ♪
洗いっこしましょねっ?ウフフ」
ああ~なんだかなぁ、風呂は嬉しいけど駄目だ!もし興奮したら俺の心が折れる┅┅
香織は妹なんだ!妹!変な気持ちは駄目だ!いくら好きでも意味が違う!
こんなに綺麗になってスタイル抜群なんだから風呂とか無理!
手を繋いで病院へ行くと香織は母さんの所へ、俺は担当医の先生と話しを
「先生、母さんの病室を個室に代えて下さい
部屋空いてますか?」
「そうだね、庄司さんは4人部屋より個室が良いでしょうね
事情が有るから今まで黙ってたんだが、お母さんの病気は解明されてない病で治療法も無いから┅
食事療法と点滴でどうにか持ってる状況だよ
他の患者さん達とは全然違うからね、個室に移れるなら私も助かるよ」
「ええ、どうにか費用のメドが立ちました、どうか宜しくお願いします」
「そうだね、直ぐに手配しよう、なぁに個室は沢山空いてる、好きなと言うか最適の部屋に入ると良いよ」
「はい!費用は考えなくて良いですから良い部屋をお願いします」
「ハハ、じゃあ特別に一番良い部屋を用意しよう、費用は他と同じ扱いにするから大丈夫だよ」
「ありがとう御座います!」
直ぐに部屋の用意をしてくれて引っ越しとなった
香織はポカ~ンとしてたけどその顔がとても可愛かった
看護士のお姉さん達もカワイイ♪と笑って良い雰囲気で無事に引っ越したんだ
「お兄ちゃんこの部屋高いんでしょ?大丈夫なの?」
「心配無いよ、先生も他と同じだって言ってくれたから
さぁ果物を母さんに食べて貰おう、それと聞いたけど食事も持ち込みOKだってさ
今度は料理も持って来る事にするよ」
「明┅香織┅ご免なさいね、私がこんな病気になって┅ゴホッゴホッ┅┅
迷惑ばっかり掛けて、許してね」
「なに馬鹿な事を、母さんは何も心配しないで治る事だけ考えてよ」
「そうよ?お母さん!お兄ちゃん凄く頑張ってるからね
私も勉強してお母さんの病気治すんだから!
何が不治の病よ!原因と結果よ!原因を治せば結果は良くなるって事よ、だからお母さんもそんな病気に負けないで!」
「そうね、母さんがしっかりしないと駄目ね┅┅あら?この果物美味しいわね┅又欲しくなったわ」
「食欲出たみたいだね、沢山食べて、今度は料理したの持って来るから食べてよね」
「それは嬉しいわ、ここの食事は味が合わないのかねぇ、食べても食べた気がしないの
明が作った芋の煮物が食べたいわ、他は香織のお味噌汁も┅┅
早く家で一緒に食べたいわね」
「お母さん┅┅グスッ┅もぅそれなら元気だしてよ!
お母さんの顔、凄く痩せてるからね、前みたいに綺麗になってよ┅お母さん┅」
母さんは大学でも凄く美人と評判だったんだ、父さん惚れて何度も挑戦したけど何度もご免なさいされたって言ってた
母さんはお付き合いとかより絵を描く事に夢中だったらしい
俺の手先が器用なのは母さん譲りで香織は父さん似でからっきし駄目なんだ
父さんはどちらかと言えば脳筋で空手の段持ちだった
香織はその血を継いで学校では空手部所属なんだが
母さんの絵や彫刻した物、縫いぐるみとか小さい香織に作ってたんだ、だから俺も作ってた
香織が喜んだから
待ってきた果物を全部食べて眠った母さんの寝顔はなんだか落ち着いて穏やかだったよ
待ってて、あの薬草で薬を絶対作るから、そして元気に歩ける様に
きっと出来る!凄い薬草だから
「これからどうするの?」
「スーパーに買い物さ、色々と買いたい物が有るからな」
「私も行く!良いでしょ?」
「ああ良いよ、スーパーとホームセンターだけど、やっぱ生鮮食品は後かな?」
「だったらショッピングモールに行きましょ!全部揃うからね♪」
「アハハ、そうしよう、じゃあ案内して、俺知らないから」
「知らないの?働いてばっかしだったからね、仕方ない!私に任せて!アハハ♪」
また手を繋いでそのショッピングモールへと向かう2人
でもその後ろに怪しい影が忍びよる
「へぇ~こんな所が出来たんだなあ」
「なに言ってるの、ここは3年も前に出来たの、お兄ちゃんもしかして浦島太郎じゃないの?
他にもコストコとか出来てるのよ」
「コストコ?なんだよそれ?変な名前だな
それより最初は薬局かな、トイレットペーパーとか石鹸だからな」
「なになに?メモしてるの、そんなの家に有るじゃん、まだ買い足すの?」
「これは別件だよ、家で足りないのも買わないと、分かる?」
「そうね┅┅洗濯洗剤と食器用もだわ、それとなんだっけ?」
「買いながら思い出したら良いよ」
買いました!カート2台も!
だってあのログハウスは殆ど何も無いんだから
そうそう!俺は下着のパンツを買おうと下着売り場に行ったら香織も下着を買うとか言い出して┅┅
何故か女性下着売り場に1人でいました┅┅
「私もブラとか買うからお兄ちゃん来て♪」
「嫌だよ、そんな所へ行ったら恥ずかしいだろ」
「家族だから良いの、お兄ちゃんも選んでよ♪」
「馬鹿!┅┅」
てな調子で1人で売り場にいます
勘弁してくれよぉ~
会計ではお姉様達に好奇の目で見られ何やらヒソヒソとお話し為さってました┅┅恋人じゃねぇし!
恋人でも買いに来るか!
下着売り場だぞ!そんなの常識だろが!はぁはぁ┅┅ハズイ!
「お兄ちゃんありがとう!良いの買えたわよ♪でもまた大きく成るのかな?」
「まだ成長期だからな、その時は買えば良くね?でもそれ以上大きくなったら一緒に歩けなくなるなアハハ」
「なんでよ!こうして歩けば良いでしょ?ウフフ♪」
馬鹿!腕を組むな!おっぱいに当たるっちゅうねん!
あっ┅┅柔らかい┅┅
発育が宜しい様でどうもEカップだとか┅┅背も俺と同じくらいで168cmだったか?太ってはいないんだよなぁ┅
腕は細いし脚もスラリとしてる
体重53kgで太った!とか騒いでたしなぁ
でも背丈┅┅なんで香織の頭が見えるかな?
そう言えば背が伸びた?とかいってた┅┅伸びたのか?
腕を組んで恋人みたいに歩いてるとショーウィンドに映る姿が┅┅
これ俺なのか?
「なぁ香織?俺の顔って変わったかな?背も高い感じだけど」
「う~ん何時も一緒だから何も思わなかったけど、前より大人っぽくなったね、背は高くなったのビックリだよ
私は少し伸びて今は170cmだよ、お兄ちゃんは178cmは有るんじゃ無いの?顔ねぇ┅┅どっちかと言えばイケメン?かな♪」
「なんで疑問系なんだ、そうか180近く伸びてるのか┅┅」
「お兄ちゃんはイケメンだよ、ミサが紹介してってうるさいからねぇ~
意外と人気あるのよお兄ちゃんは♪今ならもっとかもねぇ~」
「茶化すな!買うもの買ったから帰るぞ、タクシー乗り場に行こう」
「そうだね、こんなに沢山は持って行けないもん」
どうにか荷物を積み込めた、入らないのは一緒に座席へ入れて家へと向かうタクシー
20日くらい籠るからかなりの量を買ったんだ
牛肉10kg!鳥のモモ肉5kg!
豚の肩肉10kg!後はカレールゥとかシチュールゥも沢山!
香織がビックリしてるの可笑しかったなぁ
日用品は何回かに別けて買い足せば良い
コーヒーセットに豆も買いました
あの水で容れたコーヒーは旨いだろうな
しっかり紅茶も買って100均では大人買い!
爪切りにブラシとか手当たり次第に売れそうな奴を買ったよぉ~
「そんなに買って途上国とか送るの?」
とか言ってたな、これは金に成るタネなんだよぉ♪
野菜のタネや果物のタネも買いました!
家のは苗だけど!何か?
家はどちらかと言えば花がメインで野菜は向こうのを持って来たが美味しいからな
キキキィキィー!
「何やってんだお前達!そこを退け!」
ん?運転手さんが叫んでる?
「マッタクどこの馬鹿なのか、道を塞いでますよ
今時はこんな馬鹿な事をする若い奴が多くてねぇ
直ぐに警察に通報しますから大丈夫ですよ
もしもし!こちら安全タクシーの森中と言います
ショッピングモールから2㎞行った県道で不審な車に前を塞がれてます、相手は3人、何か棍棒?バットを持ってます!
至急来て下さい!ああぁ!」
ガッシャーン!ガスン!ガンガン!カァアン!
「止めろ!あっちいけ!警察には通報したぞ!」
「御託は良いんだ、運ちゃんは黙ってろ!ドアを開けな!そうすればお前には何もしない、早く開けろ!グズグズすんな!」
カチャカチャ ガチャ┅┅
「すいません!すいません!ヒャア!殺される!」
「へっ!運ちゃんは逃げたぜ!おい!明!出て来い!」
「駄目!お兄ちゃん駄目よ!警察が来る迄出て行かないで!」
「香織┅┅アイツが前川だよ、ご丁寧に2人も連れて来やがった
狙いは香織、お前だよ、畜生!ふざけやがって!」
「おいおい!出て来ないと車がボコボコになるんだがな!
あの運ちゃんも泣くんじゃねぇか?坊っちゃん!やっちまいましょうぜ!」
「好きにしろ!俺はそこの女に用が有るだけだ、その男は半殺しで良い、殺すなよ後が面倒だ
おい!女!出て来いよ、大人しく出て来たらそのお兄ちゃんに何もしないからさアハハ!」
「お兄ちゃん┅私出るよ、じゃ無いとお兄ちゃんが酷い目に逢うから┅┅私は大丈夫だから┅ねっ?」
「否!ここにいるんだ、アイツは平気で騙す奴だからな
俺を半殺しにするつもりで来てんだ、そして香織を!
俺は出るから直ぐにロックするんだぞ、そっちもだ
警察が来る迄精一杯抵抗するさ
最近は鍛えてるから昨日みたいな事にはならないよ
今日は場所も良いからな┅┅
守るって言っただろ?ハハ
あんなのどうにかするからな」
そう言ってバッと出た!
目の前には如何にも暴力団さんと言った顔で手にバットを持ってる
「へへ格好いいねぇ~妹思いの兄ちゃんだな?
だがお前を半殺しにしろと言われてる、残念だが可愛い妹の前で無様に殺られろ!」
ブン!とバットを振って攻撃するヤーチン!もう1人のヤーチンも続いてバットを振ってる
?なんだ┅┅すげぇ遅いぞ┅
走るのもバットもゆっくりだな
コイツら下っ端なのかな?すげえ弱いんじゃ無いの?
バットを交わし自然と腕が延びて拳がコワイ顔にめり込む!
ガスッ!┅┅イターイ!ヒィー!
手が!あー痛い!
殴るって結構痛いんだな?
おっと?遅いんだよ!エイ!
ガスッ!ドスッ!パカーン!
見事にアッパーカット!
あれ?グシャって?顎が砕けた?
血を吐いて倒れるヤーチン
もう1人は復活してバットを捨てファイティングポーズ!
シュッシュッ シュッシュッ
コイツ!ボクシング経験者?
おっと撃ち込んできた!でも!
遅いんだよなぁ~
パッと左腕で受けて右の拳を顔面へ!バッキィィイ!
そして脚蹴り!脇腹に食い込むローキック!
オマケに手を組んだ拳で頭から叩き込む!
呆気無いのぉ~フフフ♪
「くそっ!おい!明!それで勝ったと思うなよ!ええい!動くな!」
「お兄ちゃん!ご免なさい!」
「香織!」
「ヘン!いい気になるなよ!妹は貰った!しかし良い女に成ったな!この胸も!良い感じだ!
尻もモッチリしてやがる
顔もこんなだったか?すげえじゃねぇか!
これならペットとして可愛がる価値が有るってもんだ」
胸を揉まれ尻も掴まれてる
歪んだ顔が恐怖と嫌悪感を表してる
「妹を放せ!俺を半殺しにするんじゃ無いのか!」
「アハハ!それは当然だ!お前は半殺し!否!殺してやるよ」
「馬鹿な事は止めろ!警察だって来るぞ!今ならそんなに罪にはならない、辞めるんだ!」
「警察?そんなもん親父に言えば無罪放免なんだよ!
それにそこの奴等は山際会の連中だ、警察が文句言えねぇってもんなんだよ!
そうだな、お前は差し詰め抗争相手でどっちかが殺した事にするよ、ソイツもムショに入って10年もしたら出て来れる
この国はそんなお優しい国なんだ!
人殺しでも裁判官や陪審員とか被害者より加害者を守ってくれるのがこの国の法律だからな!
お前の妹も犯られまくってシャブ漬けになっても法律は何もしてくれねぇんだよ!
精々病院にぶち込んでおしまいさ、有り難い事だ!アハハ!」
足元の小石を掴んで前川の顔を狙って投げる!
するとガツン!と額に当たり血が出てる!
「今だ!香織!逃げろ!」
「うん!エイ!」 ボカッ!
おお!流石!伊達に空手を習って無いな、綺麗に拳が顔面に入った
よろける前川から逃げて走ってタクシーへ逃げる香織
「ううっ┅やりやがったな!女!おめぇは許さん!」
「おい!相手は俺だろ?なにスカしてんだよ!」
ドガッ!ガズッ!バッシィーン!
「昨日のお返しだよ、散々殴ってくれたな?そう言えば何発か蹴られたよな?
同じだけ返すからな!」
ドスッ!ドスッ!ガツン!バキッ
ガスン!ドーン!ボコッ!
「お前は妹に手を出した!良いか!俺は家族や大事な人に何かした相手は絶対に許さない!
例え殺してでもだ!お前は死ね」
足で顔面を強く踏みつける!
グシャ!┅┅
そして胸を踏みつける!
グシャ┅┅
ウゥゥウー!ウゥゥウー!
ファンファンファン~!
「お兄ちゃん!止めて!死んじゃう!止めて!警察が来たから!
止めてぇー!」
気がついた時は警察署の中だった
手は血で濡れていて真っ赤
指も何本か折れてる?
でも痛くはなかった┅┅
「はい、すみませんお手数をお掛けしました」
「いえあなた達は被害者ですから、運転手さんが証言されましたから、災難でしたね?
しかしお兄さん強いですね?
でも相手は暴力団です、仕返しとか有るやも知れません
当分はこちらも護衛を付けますので用心為さって下さい
車を回しますから、荷物は後でお届けします」
「ありがとうございます、お兄ちゃん?帰るよ、ほら?しっかりして」
「あっ、お兄さんは多分無意識に抵抗されてたのでしょう
貴女を守る為に必死だったのだから今は脱け殻と言った所ですね
ソッとしてあげると良いですよ」
「ハイ┅┅お兄ちゃん!グスッ┅」
結局おとがめなしで正当防衛が言い渡された
前川は他にも罪を重ねてたから今は拘留中で裁判されるとか
2つの所有マンションから女性が5人解放された、しかし何れも麻薬を打たれ中毒患者だそうだ
前川の親父も馬鹿な息子のせいで市長を降ろされ待ってましたとばかりに警察が家宅捜査
息子の部屋から証拠が出たもんだから親父も拘留中
人身売買に手を染めてた
韓国やタイ、インドネシアとかから女性を運び風俗店に売り付けてた
麻薬も相当扱ってたようだ
他にも不動産売買で不当な取り引きで土地を買い上げてたとか
多くの人を騙して肥え太った悪党と言う訳だ
市長がそんなだからマスコミも連日騒ぐ
良いメシのタネと言う事だよ
「お兄ちゃんもう大丈夫?」
「ああ悪かったな、コンビニの店長さんに訳を話してくれて
手もほら治っただろ?
あの荷物を処理してくれてご免な、まだまだ駄目な兄貴だよ」
「そんな事ない!私を守って戦ってくれた!凄く格好良かったよ!最後は滅茶苦茶だったけど┅
でも暴力団はもう来ないって
なんでも親分さんが捕まってそれ所じゃ無いんだって
悪いのみんな捕まって良かった」
ハハ┅全部前川の親父さん絡みで2つの暴力団の親分や子分が一斉検挙された様だ
めでたしめでたし┅┅でも?
香織さんや?どうしてずっと抱き付いてるんだい?
パジャマのままで顔を埋めてスリスリするのはやめなさい!
「お兄ちゃん┅良い匂い!昨日分かったんだよ?
凄く良い薫りがするのよ、落ち着くのはなんで?」
「なんでと言われても┅┅ほら!もういい加減放れて、母さんに持って行く料理作んないと!」
「ええぇ!もう少し!お願い!私怖かったんだから!
お兄ちゃんに守られてると思ったらなんだか┅┅
う~ん良い薫り!放れたく無い」
マテマテ!そんなにしたらおっぱいが!お尻もなんでハンケツ!
白い尻が!割れてる桃!
止めろぉ!反応すんぞ┅┅この!
前川の一件は巷で評判になって香織は1週間学校は休み!強制だとか
勿論!病院にも知らされて母さんが心配してるらしい
だから料理を作って面会に行く事にしてる
注文通りに里芋の煮込み、具沢山のコーンシチューに柔らかいパン
向こうから野菜は調達して全部異世界野菜で作った
試しに『万力草』『ヒホクテ草』の葉を乾燥させ日本茶にまぶした
見た目分からないし臭いも緑茶だから心配無い┅┅よね?
食べたら甘くてほんのり良い薫りがするんだ
お茶の他にも料理に入れてもいいかな
香織は味噌汁を作った、母さんが好きな豆腐とアゲに里芋が入った味噌汁だ
香織が作る味噌汁は美味しい!
でも他は┅┅┅┅勉強中らしい
「この煮物とっても美味しいわ、味噌汁もありがとう香織」
「母さん元気出てるね!少し歩いたんだって?
無理したら駄目よ、息切れとか無かった?」
「そうなの、2人が帰ってなんだか力が出て来たの、看護士のミナミちゃんも驚いてたわ」
「母さんが元気になって少し歩ける様に成ったら家に帰ろうか?
自宅療養でも良く無いかな」
「そうなれば良いわね、母さん頑張るわ、一緒に生活出来たら幸せよ」
「無理は駄目だから!直ぐに調子に乗るんだから!
似た者同士ね?お兄ちゃんたらケガしてるのに走ったりするだもん
私はハラハラよ」
「「アッハハハ!」」
お腹いっぱい食べて満足したのか何やら香織と2人で話が有ると追い出された?なんで?
この病院には休憩所と言ったホールが有ってそこで缶コーヒーを飲んで考えてた
しかし┅┅敵の攻撃が遅く見えたし感じた┅┅┅強くなってる?
暴力団相手に怖くなかったのも前と違うよなぁ
鍛練とか訓練したからか?
でもなぁ┅┅
否!まだまだ強く成らないと!
守ると言っても嫌な思いをさせてる、もしあの場に俺が居なかったら拐われてたんだ
香織は俺の大事な妹だ、そして母さんも側で守りたい!
家族を守る!俺の命を掛けて!
母さんきっと異世界の食べ物で元気に成ったんだ
それなら薬草だって効く筈だよ
早く薬師の事を勉強して薬を作りたい!
エリクサーとか言う万能薬だって有ると言うからな
絶対作って治すから!
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