リタイア

人型の剥製が立ち並び、途轍もなく不気味だ。恐々足を進めた……が、なんと剥製が動いたのだ。怖くなり、外に出ようと、入り口まで走った。だが、扉は固く閉ざされている。慌てていると、肩を叩かれた。振り向くと、剥製が立っている。

「お化け屋敷、途中離脱なさいますか?」

全力で首を縦に振った。

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