第20話 私は、謎を追い求める。

【美久視点】

「いただきます。」

「「「「「いただきまーす」」」」」

「ん!このお魚美味しい!」

「光、やるなぁ!口だけの男じゃなかったか!」

「どうよ!私の光は!」

「なんで、姉ちゃんが威張ってんの〜?」

「美味しいわね〜」

「美味しいです!」

「ところで、光?」

「ん?何お母さん。」

「今日、私ちょっと、用事あるから、お昼ご飯頼めるかしら。」

「ん?用事、、あぁ、了解。」

「あ、私友達と食べるから、いらないわよ〜?」

「知ってる。お姉ちゃんのは元々つくる気なかったし。」

「ひどい!」

「「「あはははは!」」」


そんなこんなで、今日は、お昼の5時まで、光さんの家で、お勉強してから、解散という流れなんですが、、

(何か、変な感じがする。)

そう、何かが変だった。

(朝から、光のお母さんの機嫌が、悪い?というか、雰囲気が昨日と違うし、用事ってなんだろう、、?後で聞いてみようかな。)

美久はそんなことを考えていた。


「そういえば、光、誕生日っていつなの?」

「おぉ!俺もそれききたかった!」

「えー。」

「なんでダメなの!?」

「なんとなく。」

「教えてくれよぉ〜!」

チラッ。

(え、なんで今こっち見たの?え?私、なんかした?)

「わ、私も聞きたい、です。」

「うーん。やだ。」

「えぇ〜!」

「仕方がない。こんなときは!光のお母さん。光って、誕生日いつですか?」

「え〜。えーっとねぇ〜確か、七月五日よ〜?」

「確か、、、?」

「えぇ。だって、この前の誕生日祝ってないから〜」

「え!?つまり、それって、祝ってないってことですか!?」

「だからそう言ってるだろ。バカか?」

「そんなことより、なんで、祝ってないんですか?」

「おい。古谷さん。あんまり、家庭の事情に首を突っ込むな。」

「あ、そうね。ごめんなさい。」

「、、、。廻、意外と常識あったんだな。」

「意外とは余計だ!」

「はぁ。ごちそうさまでした。」

「はい。お粗末様でした。」

「じゃあ、先に上がっとくから、食べ終わったら、こい。あ、着替えはーとりあえず、姉ちゃんの部屋でしてくれ。」

「なんで私の部屋!?」

「だって、それ以外ないし。」

「はぁ。わかったわよ。」

「ありがと。」

「おぉ!光からのありがとうが聞けただけで、満足よ!」

「(チョロ。)」

「(誕生日を祝わない。いや、祝えない理由、、、?)」


(きっと、それが、鍵なんだろうけど、うーん。わかんないや。)

美久は、考えるのを諦めた。きっと、考えても、どうせ、合っているか、間違っているかは、本人に聞かないと、わからないことだったからだ。


「ごちそうさまでした。」

(そうとなれば、もう、聞きに行くしかない!)

「お姉さんのお部屋、借りますね。」

「はいはーい。いいよ〜」

「ありがとうございます。」


美久は着替えを持って、渚の部屋に行き、素早く着替えて、光の部屋へ向かった。


「お、早かったな。だが、俺の方が、一足、早かった!」

「はやいの漢字、間違ってますよ。」

「あ!本当だ!」


(チッ。邪魔が入った。一回退いてくんないかなあ〜?)

美久は意外と、口が悪かった。


「わかってる。俺も多分お前と同じことを聞こうと思って、少し急いだだけだ。」

「じゃあ、」

「あぁ、そうだ。おい、光。一つお前に聞きたいことがある。」

「ん?何?」

「どうしても国語が、理解できない!どうすればいい?」

「(´⊙ω⊙`)」

(なにその質問!ほんと意味わかんない!)

「あぁ、国語はだなぁ_____…。」

〜〜〜〜〜

(結局、何も聞けないまま、お昼になっちゃった〜。)

「昼ごはんは何にするんだ?光!」

「オムライスでいいか?」

「作れるのか!?」

「あぁ、買い出しすればな。」

「了解!俺が行ってくる!」

「いや、僕と、美久で行くよ。」

「え?」

「いいだろ?」

(こ、これは!絶好のチャンスでは!?)

「い、いく!じゃなくて、行きます!」

「美久。保護フィルターが剥がれてきてるんじゃないか?」

「そんなこと、アリマセン。」

「どうだか。」

「じゃあ、俺たち、なんかすることあるか?」

「お、やけに積極的だな。」

「朝もご飯作ってもらってるからな!」

「わ、私も手伝う!」

「じゃあ、包丁とか、使えるか?」

「まぁ、中学の時にちょっとだけやったからな。」

「それなら、玉ねぎと、にんじんを、みじん切りにしといてくれ。」

「みじん切り、、、。」

「どうした?」

「みじん切りってどうやるんだっけ?」

「ググれ。」

「はい、、。」

「了解!任せとけ!」

「じゃあ、行くか。」

「うん。」

(どうして、私を誘ったのだろう。まさか、聞こうとしてること、バレた?いや、でもそんな素振り見せてないし、、、。)


美久は光と一緒に、近くのスーパーに、歩き出すのだった。

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