第7話
〈1500円入手しました〉
〈貴方はレベル4になりました〉
ふむ。レベル4になって、残金も2300円か。
しかし、こんなスリ野郎を放っておくわけにもいかないな。
「牛丼くおうぜ」
「いや、食わない」
「俺とお前で2300円までな」
「遠慮すんな」
スリ男Aを引きずってムラノヤに入る。
「らっしゃーせ」
「牛丼大盛り2つ」
「あいよー」
「牛丼大盛り2つお待ちー」
「早いな、今回も」
「ほら、牛丼くおうぜ」
「ああ」
スリ男Aもしぶしぶ牛丼を食べ始める。
俺達は、牛丼を食い終わった。
今度は、ステータスアップのアナウンスがない。
同じ食事を繰り返ししても、ステータスアップはないようだ。
2人分の支払いを終えて、スリ男Aを引きずって店を出る。
「ひきずらないでくれ」
ひきずらないでくれと言われたので、ひきずるのをやめた。
「あ、ひきずるのを辞めてくれた」
「そりゃあ、お前がひきずらないでくれと言ったからな」
「さて、お前俺の兵隊Aな」
「なんでだよ」
「お前みたいなスリ男Aを放っておくわけにもいかないからな」
「俺は、正義感が強いんだ」
「おふたりさんよ」
「今からお前達2人の事をぼこらせてもらうぜ」
今度は、突然殴りかかってくる男達ではなかった。
先に、名乗りをあげる礼儀を知る男だった。
「お前さん、1人でか」
「ああ、俺1人じゃ不服か」
「いや」
「こっちが2人じゃ足りないぐらいだな」
この男は、強い。わかる。
さっきまでの突然殴りかかってくる男達や、このスリ男なんかとは違う。
「言っとくけど、俺弱いよ」
「スリ専門だから」
スリ男Aが、早々と、礼儀を知る男からなにかを盗んだ。
「スリらせてもらったよ」
「あんたのスキル《礼儀投げ》をな」
!
手癖の悪いスリ男Aだ。
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