◆5 自称人間のセレナについて
◆5 自称人間のセレナについて
★ セレナって何者?
一話の最後に
「会ってみない?」という地雷プンプンなセリフを残した自称人間。
正しい名前はセレナ。
『こちらシュウマツ配信者です!』
(今後は略して"シュウマツ配信"と書く)
の主人公エヴェッサが読み間違えたのだ。
理由はSerenaとローマ字で書かれていたから。
ローマ字がわかんないエヴェッサが頑張って読んでみて「セレ……ナ……ア?」となった。
日本語だったら分かる。
実は彼女、ギルが書き出し祭り19回で出した
『自称中堅冒険者のアフターライフ』
(今後は略くして"自称中堅"と書く)
に出てきた冒険者セレナだ。
一応人間だし悪人ではない。本当に。
セレナはこの世界へ転生した元日本人である。
★ 『シュウマツ配信』におけるセレナ
キャラクターとしてのコンセプト
"俺が考えた最強の主人公"
でも『◆7の???』には勝てない(矛盾)
《髪型》
髪の毛は綺麗な黒い長髪に、紅のラインが一つ入っている。
ポニテやハーフアップに三つ編みと、1日おきに髪型を変えている。
セレナは遺伝子レベルから姿を変えられるので、ゲームのキャラデザを変えるくらいの軽い感覚で髪型を変えている。
女性が髪を整える時の苦労を、セレナは実感してない。
《顔》
四角い黒フレームの伊達メガネをつけている。
瞳はルビーの宝石みたい。
顔は中性的でキリッとしているタイプ。
《服装》
ヒール(太い奴)付きの革靴を履いている。
ズボンは青のダメージジーンズ。
黒に紅の横線が何個も引かれているスウェットの上に、胸の少し下までしか丈がない革製の黒緑のアウターを着ている。
身長は173センチくらい。
探検中の姿は大体こんな感じだが、
『シュウマツ配信』終盤の"本気モード"ではまた姿が全く変わる。
本気モードならぬ
"人類の守護者セレナ"については、
このページの終盤に記載する。
★ エヴェッサの視聴者になるまでの経緯
『シュウマツ配信』より遥か前の時代……この設定集ではとりあえず二万五千年以上前に彼女は転生してきた。
なろう小説の例に漏れず、セレナはチートと言ってもいい能力を与えられるが偶然ではない。
★ 具体的な経緯
1 『シュウマツ配信』より三万年以上前
大陸を消し飛ばしたり、氷河期を到来させたりと悪逆の限りをつくした破壊神(仮名)が眠りにつく。
破壊神の災害にあった者達が、次に目を覚ました時に対処できるように"神を超越した人間"を作ろうとする。
"神を超越した人間"を作成する者達とは
吸血鬼
ドワーフ
エルフ
ダークエルフ
ドラゴン
と長命種なので、ここから千年単位で歴史が進んでいく。
↓
2 それから二、三千年後……
(シュウマツ配信から約二万七、八千年前)
"神を超越した人間"を生み出すには強力な魔法を扱える程に強力な"魂"が必要だと分かる。
そこで、魂だけでありながら次元の壁を乗り越える転生者が適任となり、
さらに破壊神みたいに他者を見下すのではなく、優しく接したり無闇に暴力を使わない元人間の魂を選定する事になった。
そこで
◯似た習性や生態系を持ち、種族観点からして同レベルの知能を持つ、別次元にあるという地球に住む人間がいい。
(破壊神みたいな暴虐を起こしにくい。また価値観の違いが比較的なくて意思疎通しやすい)
◯しかも地球には魔法が存在しない為に、そこに住む人間も魔法に無知
(魔法の使い方がわからなければ叛逆もできないし、扱いやすい)
◯地球の国では比較的、暴力を率先して使わない国として日本
(破壊神みたいに以下略)
とまあ、こうして日本人の転生者が選ばれた。
転生者の選定基準が定まった後も研究は続く。
↓
3 さらに二千年後……
(シュウマツ配信から約二万五千年以上前)
吸血鬼の一族『アルスター家』と
同じ一族の『神子』マライヤに研究者カーン
を筆頭に作られた破壊神クラスの性能を誇る体へ、無理やり転生者の魂を埋め込む事に成功。
最強の叛逆者セレナが爆誕する。
別次元に干渉したり、魂に刻まれた情報の確認ができるヤバい研究者達が、ありとあらゆる最高峰の技術を詰め込んだ肉体に、研究者達から見て最高の素質を持った"魂"を詰め込んだので、まさしくなろう小説みたいなチート主人公が誕生した。
ちなみに破壊神には一度ボコボコにされる。
↓
4 セレナ爆誕から数年後
(シュウマツ配信から約二万五千年前)
セレナが当時の勇者と結託し、時の支配者とも協力して目覚めた破壊神を何とか抹殺。
その後は与えられたチート級の知識や学習能力に、成長能力➕神懸かりなセンスを活用して、戦闘道具や日常道具に魔法の開発をする。
その際うっかり日本語を使用(大ポカ)
数千年後に日本語が世界の常用語として扱われる原因となってしまう。
↓
5 終末の光 セレナ最大の失敗
(シュウマツ配信から約二万年前)
パラレルでも異世界でもない『異次元』からの侵略型精神生物『パラサイド』が現れる。
セレナも『パラサイド』を滅ぼす為に参戦するが大失敗。その時代に最も栄えていたエルフとエルフ達が築き上げた科学王国が滅ぶ。
具体的に言うと、
エルフがみんな『パラサイド』に乗っ取られ、
ゲーム:ドラックオアドラ◯ーン
のBエンドのラストみたいな光景が広がってしまう。トラウマ不可避である。
その後はクリーチャー化した十数億のエルフ達を、セレナが皆殺しにした。
この時に大陸を赤い池にしそうな程に殺しまくった為『紅の魔女』という異名が付く。
あとセレナが『パラサイド』の事をメチャクチャ嫌いになる。
↓
6 セレナに色んな試練が与えられる
(シュウマツ配信から約二万八千〜一万年前)
セレナが転生した時からそうだが、色んな敵と戦っている。例えば
・セレナが生まれた原因である破壊神
・クトゥルフ系列の旧支配者や外の神
・パラレルでも異世界でもない『異次元』から現れる『パラサイド』以外の侵略型の精神生物
・『異次間に住む破壊神』と、破壊神が率いる一億近くの異次元艦隊
・幾多の魔王達や勇者達
・宇宙から降りてくる宇宙の侵略者達
・永続侵入禁止区域『黒』といった人類を軽く滅ぼせる化け物達
・セレナが生まれる前に存在した、人類の害になる神話の化け物達
・隕石と言った大陸や星が滅ぶ災害
・時間停止、時戻し、時飛ばし、時間の加速、時間の凝縮を、息をする様に扱う時の支配者
チート能力を持つセレナでも流石にキツすぎるラインナップである。
何ならチート能力ごときで対処できない敵もチラホラ……
とりあえずセレナは、こんな殺意マシマシのラスボス軍団から何とか人類を守っていったのだ。
7 『自称中堅冒険者のアフターライフ』と
『掴めなかった手を、今度こそ──』開始
(シュウマツ配信から約一万年前)
最後の勇者"フィーネ"と出会う。
その後は偉大な壁オーリムがある要塞都市アロウズなど、色んな所へ冒険する。
そしてフィーネとの旅を終えた後、セレナは消息不明になる。
↓
8 西暦5032年8月32日
(シュウマツ配信の本編)
セレナ。時の支配者により召喚される。
主人公エヴェッサを"人間"にする事、
もう少しで目覚める『◆7の???』の対処をしてほしいと時の支配者から頼まれて、セレナはこれを承諾。
早速、接触する為の第一歩として、エヴェッサの配信の
★ 本気モードもとい"人類の守護者セレナ"
『シュウマツ配信』終盤になると封印されていた『◆7の???』がエヴェッサを吸収する為に動き出す。
◯人類の守護者セレナの外見
《髪型》
黒かった長髪は完全な紅に染まった。
宝石のように美しいソレを足まで伸ばしている。
《顔》
メガネは消えているが、
《服装》
服はとても質素でシンプル。
白一色でロングスカートの服。それだけ。
本当に何も飾ってない。光沢は放っているが。
また材質も見た目に反して性能はスゴイ。
世界最高峰の守備能力を誇る材料に、そこへ概念魔法といった複数の魔法を混ぜ合わせ、さらにレーザーコーティングといったSFクラスの科学技術も豊富に使われている。
おかげで大陸を破壊できる魔法を喰らっても、無傷で済む守備性を手に入れた。
『◆7の???』との戦いでは簡単に壊されてしまうが……
身長は変わらず173センチくらい。
◯人類の守護者セレナの能力
『自称中堅冒険者』の時は本気の余波で文明が滅ぶ可能性があった為に実力を出せなかった。
しかし
『シュウマツ配信』では人類は殆ど滅んでおり周りを気にしなくても良いので
"俺が考えた最強の主人公"
の無法っぷりをこれでもかと発揮する。
・時間停止、時戻し、時飛ばし、時間加速、時間の凝縮といった時間操作。
・百を軽く超える無詠唱の並行操作。
・星間距離で狙撃が可能、尚且つ惑星を破壊できるほどのビーム(複数発射可能)
・死の概念の除去
・不死の概念の付与と破壊
・主人公補正並みの運命力操作
・ゾンビ化、クリーチャー化の完全無効。
・一万年以上の旅で得た様々なチートアイテム
・精神操作や魂の上書き、およびそれらの耐性
(『◆7の???』に精神操作は意味ない)
・あらゆる環境で生きられる耐性
宇宙やマグマの中に、崩壊した重力空間にいても問題なく行動できる。
・遺伝子クラスでの作成や変更
・電子変換
自分を電子に変えてスーパーコンピュータを乗っ取ったり、AI擬きになったり、VRといった仮想世界に潜る事ができる。
・自身と同性能のクローンを瞬時に作成。上限は五十。(ただしクローン作成の術式を『◆7の???』に見られてしまったら、一瞬でパクられるので詰む。作成上限は百を超える)
・収納BOXといった異次元干渉。
これでワープ擬きや相手の破壊光線の収納に、物体の切断ができる。
・光速以上の速度での移動。
この余波だけで大半は破壊できる。
ただし『◆7の???』には無意味。
光速移動による特攻も無意味。
・自身、世界の概念書き換え
光速移動の負荷といった不都合を掻き消す。
自分にとって有利な世界に書き換える事も可能。範囲はリークサ全体。
"世界創造権"とも言う。
これだけで大半の敵は倒せるが
『◆7の???』も同じく"世界創造権"を持っている。
セレナより格上なので、彼女が概念書き換えを星全土に広げると『◆7の???』に概念ごと喰われて死亡する。
『シュウマツ配信』では限定的にしか使えない。
・一万年以上の歴史で培ったあらゆる戦闘技術
魔法は当然、格闘術にあらゆる武器の戦闘術、科学方面も覚えている。
「貴様の前に立っているのは、人類が一万年以上かけて歩んで来た"歴史"だ」
・学習機能
チートスペックに天才的なセンスによって、圧倒的な速度で色々学習できる。
熱血漫画で見る
"戦闘中に成長してやがる……!"である。
どちらかと言うと魔王ポジションなのに。
ちなみに学習能力や学習速度は
『◆7の???』の方が上である。
・黄金の精神
相手が格上だろうが挫く事はなく成長しようとする。背後に守るべき者がいるなら、どんな困難が立ちはだかろうと死守する。
人類を体現する為に、彼女は勝つまで戦い続けるのだ。
ただし
"人類の守護者セレナ"でも、
『◆7の???』には絶対に勝てない。
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