プロローグ
第1話
あれはまだ幼い頃。
私は昔から少女漫画を読むのが大好きだった。
片思い同士の男女がすれ違いの末
思いが通じて結ばれる。
キュンとして、甘酸っぱくて、見ているだけでハラハラドキドキするような、そんな素敵な恋愛にひどく憧れた。
両思いになるカップル誕生の瞬間も大好きだったけど
ヒロインが愛されながら相手と一夜を共にするシーンが幼かった私の心に深く強く突き刺さった。
大切に扱われて心も体も結ばれた後
相手の腕の中で眠り、朝起きた時に好きだよと言われるシーンが特に印象的だった。
何度も繰り返し読んではドキドキした。
愛されているってきっとこういうことだと心から思ったし、自分もいつかこういう恋がしたいと夢見ていた。
その憧れは、大人になった今でも変わってない。
夜、欲情にまみれる間だけじゃなくて
―――朝、目が覚めた時、愛してると囁かれてみたかった。
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