第5話「変」

 それからまた2年が経った。

 暗い空間にいたダフィは、やることがなく退屈だった。今まで傷を舐める程度に楽しんでいた、アニメ鑑賞やゲーム、食事の時間さえも退屈に感じてきたのだ。それから、ダフィは仕事を楽しみの一つとして捉えたのだ。

 その瞬間から、暗い空間にいたダフィは気付かぬうちに操縦席にいた。操縦席では、ダフィ自身をダフィが操れるようになっているのだ。従業員の機嫌をとりつつ、できる仕事は全部ダフィがやる。従業員が困ってそうだったら声をかける。相談に乗る。分からないことがあれば上司に聞く。自分から考えて行動する。暗い表情やマイナス発言はせず、自然に仕事をしていた。


 

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