第23話
「僕の6人の恋人」23
それから数週間、何事もなく時間は過ぎ去った。
だけどある日。
急にゆいと連絡が取れなくなった。
正直めちゃくちゃ焦った。
少なくともほぼ毎日やりとりをしていたからこそ心配になった。
ゆいにメッセージを送ってみるが既読がつかない…
なにか…嫌な予感がする…
そう感じた僕はすぐさまゆいの家に向かった…
〜ゆい宅〜
インターホンを鳴らしてみる…
すると出てきたのは…
???「おや、秋斗くんじゃないか」
ゆいのお父さんだった。
父「うちの娘がそっちで世話になっているようだね」
僕「え、どういうことですか?」
父「?」
父「ゆいが君の家に泊まりに行くって聞いてたんだが?」
僕「えっ…」
その言葉を聞いた瞬間、僕は全力で走り出した!
僕は一度もゆいからそんなことを聞いた覚えはない…
だとするなら…ゆいは今どこに…!?
僕は街中を全力で駆け回った…
だけど…どこにもゆいの姿はなかった…
待てよ…もしかしたら…!!
その瞬間、僕はある場所に向かった…
その場所はゆいと出会った繁華街だった…
僕「!」
やっぱりいた!
乱れた呼吸を整えて…
ゆっくりと僕は彼女のいる方に向かって…
そして…後ろ姿の彼女に…語りかける…
僕「やっと…見つけたよ…」
???「・・・」
僕「ゆい…ここで…何してたんだ…?
???「・・・」
僕「なぁ…何とか言ったらどうなんだ…ゆい…」
???「ん?なんだ秋斗じゃねぇか」
僕「アキラ…?」
その声は聞き覚えのある声だった。
アキラ「何やってんだ?こんなところで?」
僕「アキラこそ…何でこんなところにいるんだよ…」
アキラ「ん?俺か?俺は今ここで…」
そこでアキラは思いもよらないことを口にするのだった…
アキラ「俺は今ここで"売春"やってんだよ」
と…。
つづく…
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