一章 妹とイチャイチャするだけ!

第1話 両親は共働き、家には兄妹


「ああ妹よ……なぜ妹は妹なのかッ」


「へぇ~。きも~」


 いつもの通り僕、安田健は妹を愛している。


「なんだ~?ご褒美だぞ?」


「だからお兄ちゃんきもいって」


「でもそう言って、お兄ちゃんの膝の上から降りないじゃないか……」


「……うるさいっ。ばか!」


 そう言って、我が愛しい妹はゲームをもって僕を肘で小突く。


「その突きだけでお兄ちゃんは白飯何杯も……」


「てかさ」


「おい!無視しないでくれよ悲しいじゃないか」


「うるさい。てか今日のご飯はどうするのよ」


「ん?普通にコンビニ弁当でいいんじゃないか?」


「いやいや、昨日お兄ちゃん焼肉デートしようって意気込んでたじゃない?」


「あ、確かに。なあに?ついに兄に対してデレ期が来たのか?」


「ち、違うし、お兄ちゃんのお金で食べる焼肉はおいしいだろうなぁって思っただけだし」


 そう言って、妹は頬を赤くする。


「もうっ、かわいいなぁ」


 そして、そんな妹の頬をつねりながら、小柄な体を持ち上げ、膝から降ろした。


「行くの?」


「おう。もちろん。妹への投げ銭も含めて!」


「きも」


「かなしいなぁ……」


 そうして、僕らは近所にある焼肉屋へ向かった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る