第11話 偽善

『偽善』という概念が、昔からずーっと気になっていた。

物語のネタにしたいと思っていた。


表面的な意味、裏側にある意味。

与える側の真意、受ける側の影響。

世間の評価、実際の結果。





王様は言う。


お前たちの争いを止めたければ、貴重な鉱物をよこせ、と言う。

うちの商人を派遣するから、任せなさい、と。


現地の人間にも手伝ってもらうから、報酬を出すよ。

王様のやることだから、

この土地は、今後よその者には手を出させないよ。


その代わり、貴重な鉱物はいただくよ。





事実は小説より奇なり。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る