第27話 眠ってしまった

 週末、踏切のそばにある二階の飲み屋さんで楽しく飲んで、つい眠ってしまった。気が付くと外ではカラスが鳴いている。時計を見るともう明け方近く。カウンターの奥から話し声が聞こえたので、付き合わせてしまったな、と思い一言謝ろうと奥に入る。


「ああ、すみません、寝てしまったみたいで・・・起こしてくれたらよかったのに・・・」


 誰もいなかった。怖くなって走って帰った。お客を寝かせたままカギもかけずにお店の人はみな帰ってしまっていたのだ。霊も怖かったが、人もちょっと怖かった

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