第17話

『ぼ、僕、誉はぁ…お尻で感じる変態です……っ♡』 

 スマホに映し出された映像を見ながら、俺は興奮を抑えきれずにいた。

「…いやこれバレたら教師生命終わるやつだが…!」

 だがしかし、潤んだ目で秘所を晒しうっとりした顔で告白する誉の動画のエロさたるや、罪悪感も含めて素人AVより全然エロい。

「まさか、誉がこんなにエロかったとはな……」

 俺はそう呟きながら動画を再生する。するとすぐに画面には誉が映し出された。どうやらこのカメラは誉の部屋の物らしい。

『先生……僕、もう我慢できません……』

 そう言うと誉は自らの秘所に手を伸ばし始める。くちゅっという音と共に指を動かし始めた。

『んっ……♡あっ♡あんっ♡』

 最初は恐る恐るといった感じだったが次第に激しくなっていく。同時に膣内から愛液が流れ出しシーツに大きな染みを作っている。

 交換したメッセージツールには、誉の自慰動画が送り付けられていた。確かに言ったが真面目な誉は言いつけ通りに実行してきている。そのいじらしさに俺の興奮も高まっていった。

「うっわエッロ……」

 俺は思わず声が出てしまう。誉の自慰行為は非常にいやらしく、普段の彼女からは想像できない姿だった。だがそれがまたギャップとなり俺を興奮させるのだ。

『あっ♡せんせぇっ♡』

 切なげに俺を呼ぶ声にドキッとする。画面越しに見つめられているような感覚になり、まるで本当に見られているような気分になった。

『僕……もう我慢できないです……先生のが欲しいんです……お願いします……』

 潤んだ瞳で懇願され、俺のモノは限界まで大きくなっていく。もはや我慢の限界だった。

「…いや、最高すぎる」

 今すぐにでも襲いかかりたいが、生憎今は学校で、残業中で、俺一人残って仕事をしているのであった。今日は何時に帰れるだろうか。日付変わる前には帰りたいなー…

「梅沢先生」

「うおっ!?はい!!」

 突然声をかけられて、俺は飛び上がりそうになった。動画消しててよかった…!

「か、要主任」

 学年主任の鬼怖上司がそこにいた。怜悧な眼鏡の奥の視線はいつも冷やかで、教員でも生徒からも密かに『鬼』と呼ばれている。

「まだ残っていたんですか」

 要主任は俺に冷たい視線を向けてくる。俺は愛想笑いを浮かべて答えた。

「あ、はい、ちょっと仕事が終わらなくて……あはは……」

 すると彼は小さくため息をついた。そして鋭い目つきで俺を見る。

「自分の要領の悪さを、反省したほうがいいですよ?」

 明らかに皮肉めいた口調だった。俺は苦笑を浮かべながら答えるしかない。

「あ、はは……すいません……」

 要主任は冷たく言い放った。

「あなたは生徒にも、同僚や生徒たちの親御さんにも評判が悪いんですよ?もう少し教師としての自覚を持ってくださいませんか?」

「……はい、すみません」

 俺は頭を下げるしかなかった。いつも間に入ってくれる癒し系の長月先生はいない。と言うかそれが俺の残業の原因だったりするんですけど!

「そう言えば、長月先生大丈夫なんですかね?もうすぐ2週間ですけど」

 俺は話題を変えることにした。要主任の眉がピクリと動く。

「ああ、長月先生なら大丈夫ですよ。ご心配なく」

「そうですか……」

 まあ本人がそう言うのなら大丈夫だろうと納得しておくことにする。だが次の瞬間、その考えは打ち砕かれた。要主任がニヤリと笑ったからだ。

「ただ……『少し』体調が悪いだけですから」

「……え?」

 一瞬何を言っているのか理解できなかったがすぐにその意味を理解した。要主任の笑みに背筋が凍る。

「鍵閉め忘れずにお願いしますよ、梅沢先生」

 そう言うと彼は去っていった。俺は呆然としながらその背中を見送ったのだった。だが。

ピコン!

 通知音にメッセージアプリを開く。そこには。

「うお…っ!こ、これは…」

 お尻アップの誉の動画だった。エロすぎる。どんどんドMになっていく誉に思わず笑みがこぼれてしまう。

『あぁんっ♡せんせっ♡僕のお尻、見て…♡』

 蕩けた表情で言う誉を見て、俺のモノは既にガチガチになっていた。

「…真面目でムッツリなやつほど、目覚めるとエロいって本当だな…」

 エロ動画も露出も、背徳感が増すのだろう。ちなみに成海はノリノリで撮ってくれたのだがちょっとこう、違うんだよな。あれはあれで可愛いけど。

「さて、と」

 俺は仕事に戻った。誉には『ありがとな、残業頑張る』とメッセージを送っておいた。するとすぐに返信が来た。

『頑張ってください』

 その文面に思わずニヤついてしまう。俺は誉のエロ画像を見ながら仕事を片付けることにしたのだった。

***

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