第22話

俺の中では


抱きしめて、頭を撫でて…


これで里香は泣き止む予定だったのに



更に、号泣で


泣きながら里香は


楓君は酷い

楓君のバカ

楓君なんて嫌い 好き過ぎて嫌い


あぁ、ヤバい


奴等の視線が痛い



「里香、もう帰ろ

友達は…アイツらに送らせるから


一先ず、車だしそのままでいいから

荷物だけ持って


一瞬、ここで待ってて」


里香の返事を聞く前に

隣のソファ席に置いていた鞄から

財布を取り出し


一先ず3万をハジメに渡し

「里香、連れて帰るから」

そう告げれば


「えっ? お前車は?」

「里香乗せて帰るから


半分車、残りは電車で

里香の友達、ちゃんと地元駅まで送って

頼んだよ、おまわりさん」

聞こえているだろうし

ヒサシに、向けてそう言えば


「お前っ、ここでそれは狡いわ」

そう言って笑うヒサシ


まぁ、ヒサシが居れば大丈夫だろう


どちらかと言うと…

「ハジメ、帰り車一人かもな…」

そう言った俺に


「流石に一人は嫌だ…

ケンは、女いるし車に乗せる


まぁ、気を付けて帰れよ


ヒサシに捕まるなよ」


そう言って笑って

多過ぎって2万を返してきた


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