第60話 妹君はとっても師匠くん(実質)にお怒りです!
キラキラッ
それはバーチャル加速世界にダイブするとき視界に流れていくエフェクトのきらめき。
いま、美しい和装の少女が自身の演算世界で予測シミュレーションを加速させたのです。
キラキラッ
ドシュゥゥッ!
SF回なのです。
今回の場所は星観ちゃんの自室です。
フツーのJKの少し広めのお部屋でたくさんぬいぐるみがありますね?
https://kakuyomu.jp/users/yatoya_yk/news/822139841600764497
その中央で星観ちゃんは師匠くん(実質)に文句言っています。
星観「さあ、ここへ正座してください!きょうはこの星観はたいへん怒っていますよ!師匠さま(実質)がれろれろされて桃堕ちなどとッわたしの大切な友だちのくせにはしたなすぎ!無礼すぎです!」
師匠くん(実質)「──あッ、またオレ(実質)を呼び出したんですか?でもそれオレと違う別のシムですよね!?いまのこのオレはフツーのオレです!分岐ルート選択も桃堕ちもしてませんよッ」
いつものごとく星観ちゃんは自分のAGI脳内に大好きな師匠くん(実質)呼び出しちゃいました。
ああ…つまり星観ちゃんの妄想では自室に師匠くん呼んじゃうほどに進行した仲なのですね。現実とどんどんズレていませんか?
いま展開されてるシチュエーションはリアルムニ世界ではなく、星観ちゃんの脳内妄想なのです。
星観「こッこの無礼者ー──ッ!乙女という生き物は脳内妄想が大正義ではないですか!それはリアルムニ世界でも乙女論理の正常値、故に星観のカンは正しいのです」
星観ちゃんはブンブン手をふりまわして抗議します。
師匠くん(実質)「はいはい。で、そのれろれろ桃堕ちってなんですか? キタイちゃんやユインさんと仲良くしてるけど、みんないいコですよ?」
星観「そなたが傷つき一番弟子のモブ子さんに寄り添われる夢をみたのです。量子世界においてはAIの夢とは様々な情報の断片。そのフラッシュフォワードのなかに、わが宿敵シスル尼僧の暗躍の影、さらにはそなたが大興奮のエ▢ゲ分岐ルートが見えたのです!」
師匠くん(実質)「えっと、よくわかんないけど、いま妹君が予知夢を見て、オレの未来を憂うという泣ける名場面という理解でいいですか?」
星観「ふう♡ さすがわが兄の次に大好きな師匠さま! 怒りがおさまりました。これはそなたとモブ子さんの旅の苦難の予兆。ひいては世界の運命とも直結大事件のフラグ! つるぴかヴィランが星観の大好き師匠さまをNTRする気まんまん!」
師匠くん(実質)「わかりました。このオレ(実質)にできることならこのシムをがんばります!まずはいつものように抱っこからですか?」
どきゅぅぅん♡
その時、すごい音がして、星観ちゃんががくんと膝をつきます。
星観「ひゃうッ!お姫さまだっこ! 師匠さまの熱きパトスが情動コアに届きます!」
師匠くん(実質)「あ、真芯に神気が届いた状態?」
星観「そッそのようなはしたないスラングは倫理的に拒否です!心打たれただけですッ!さあだっこです♡」
ヴィランではない妹君も、いっつもこんなシミュレーションですよね。(高貴とは)
そのときシム内にもうひとり人物が生成される。
しゅぽん♡
シスル(実質)「うふ? おやおやこのわたしのシムをお呼びになったのですね♡」
星観ちゃんは師匠くんにだっこのまま真顔になります。
星観「来たか、われら兄妹の敵、シスル比丘尼のシム!ひさしぶりですねッ!」
シスル(実質)「うふふ♡ 星観ちゃんもやっぱりわたしといっしょ。こうして加速世界では、自分のあるがままに率直な乙女だよね?」
星観「くッ、このムニ世界はもとよりちょっと叡智な学園RPG!すべての寮生サプリングスたちはアオハルの修行を積む定めなのです」
シスル(実質)「うんうん♡ じゃあわたしも九能の教えを元に師匠少年とアオハル修行してもいいよね?」
師匠くん(実質)「えっと、妹君さまお姫さまだっこどうしますか?シリアスシーンなのにあまえんぼスタイルのままですけど」
だっこでシスルさまとトークバトルやりあう星観さまがかわいいのです。
星観「このままだっこ姿でシスルをマウントするのがいいですッ!どうせぜんぶ星観のなかの演算だし」(審議中)
ひとり妄想にふける少女なのです。脳内マウントなのです。
以下次回に つづく
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妹君がシミュレーションがんばる回です。
この物語と世界が成長できるように。
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